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8020推進委員会で次年度事業を確認

3月21日(木)道庁において8020推進委員会が行われ、8020運動推進
特別事業について今年度に続き来年度も事業を推進することが確認さ
れた。その中の成人歯科健診プログラム保健指導推進事業については、
リーダー養成研修会を今年度と同様に来年度も道内の中心的な保健所
のある5地域に行う予定。健診の保健指導実施の後は、地域の登録し
た歯科医療機関に引き継ぐという、直接のメリットが会員にもたらさ
れる。また要介護高齢者歯科保健対策推進事業の介護事業所において、
道立保健所が郡市会や道衛生士会支部の協力を得て歯科医師や歯科衛
生士を派遣することや、障がい児歯科保健医療連携推進事業で、障が
い児(者)にとってのかかりつけ歯科医を確保し、施設や居宅におい
て歯科健診・保健指導・フッ化物塗布を行う際に歯科医療機関の定期
的な受診を積極的に勧奨することなど、いずれも会員と道民、会員と
多職種を橋渡しし、潜在的な需要を発掘し、歯科保健医療の活性を図
るという意味で、非常に有効な期待の持てる事業と思われる。

妊産婦の健口パスポート完成する

3月22日(金)14時30分より本会主催の「母子歯科保健事業に係わる説
明会」が各自治体および道内保健所等で妊産婦保健指導を担当する保
健師、管理栄養士等を対象に毎日札幌会館で開催された。これは平成
22年度に製作された母と子の健口パスポートと異なり、妊産婦保健指
導を行う母親教室や母子健康手帳配布時の保健指導などの場面で、教
育教材として利用することを目的に作成された。北大八若保孝教授よ
り「妊産婦の健口パスポートの内容と活用方法について」、帯広保健
所 新里勝宏主任技師より「新しい母子健康手帳の様式における歯・
口腔に関する改正点について」と題して講演が行われ、最後に北海道
保健福祉部 佐々木 健医療参事が本事業に対する理解を深め、より
充実させるため皆さんのご協力をいただきたいと話した。この中で新
しいパスポートが披露された。

本パスポートはホームページよりダウンロードできます。
http://www.doushi.net/top/1kenkoupas.pdf

北海道在宅歯科医療連携推進連絡協議会開催

標記協議会が3月24日(日)開催された。本事業は、在宅歯科医療にお
ける医科や介護などの他分野との連携を図るための窓口を設置し、地
域における在宅歯科医療の推進及び多職種との連携体制の構築を図る
ことを目的として、平成24年度から道の委託事業として実施している。
平成24年度在宅歯科医療連携室整備事業について、本会(本部)および
十勝支部より事例報告が行われた。この報告の中で小林十歯会長は在
宅歯科医療における連携室の重要性や、介護事業所等におけるサービ
ス担当者会議に歯科医療担当者が積極的に参加できるよう更なる構築
に向けて推進を図りたいと述べた。この協議会を通じて郡市区歯会間
の情報の共有を図り、在宅歯科医療の連携をするとした。

はじめての在宅介護 認知機能の低下

退院して自宅に戻ると本人も家族もうれしいですね。しかし、病院から自宅へと急に環境が変わることで、認知機能が一時的に低下することがあります。あせらず少しずつ、退院前の生活に戻していきましょう。できるだけベットから起きて椅子に座り、体調が良ければ居間で過ごすのもいいですね。座ると表情の筋肉が引き締まるほか、唾液の分泌や食事を飲み込む機能の向上にもつながります。また、視野が広がるので、認知機能の低下予防にもなるでしょう。家族と楽しい話をし、たくさん笑うのもいいですね。気分が良くなるだけでなく、腹筋も鍛えられ、排便がスムーズになります。
                             北海道新聞 2013.3.14

歯型データ化、身元照合 宮城の警官がソフト考案

1万5千人を超える死者を出した東日本大震災。犠牲者の身元確認が困難を極めた中、遺体と行方不明者の歯型をそれぞれデータ化、照合するパソコンソフトを宮城県警の警察官が考案し、多くの遺体を家族の元に帰すことができた。現在は東北大が協力する大規模な照合システムに引き継がれ、成果を挙げている。

 震災では、津波で家屋や所持品が流失し、身元確認の資料となる行方不明者のDNAや指紋などが採取できないケースが多発した。また、犠牲者が多いために遺体安置所が各地に点在。交通や通信網の寸断で情報が混乱し、不明者との情報を突き合わせる作業がなかなか進まなかった。

 県警気仙沼署は、身元確認の拠点となる庁舎自体が被災。管轄する気仙沼市では千人を超える犠牲者を出し、同署は最も多い日で、1日に111体もの遺体を収容した。

 混乱の中、同署刑事課員だった塗伸悟(ぬり・しんご)巡査長(34)=現・若柳署=は、上司に遺体の身元照合システムを考えるよう指示される。大学院で3D技術を研究し、ソフトウエア会社での勤務経験を買われてのことだった。

 塗巡査長は、遺体の検視で記録した「C2」「インレー」といった虫歯や治療痕などを示す専門用語に注目。行方不明者の家族に通院先からカルテを取り寄せてもらい、地元歯科医の指導を受けながら、検視データとカルテデータをパソコンに入力し、検索すると双方が一致する項目数を算出するソフトを、震災の約1カ月後に作り上げた。

 このソフトだけで身元は確定しないが、該当しそうな行方不明者を大幅に絞り込むことができた。気仙沼署員の間で「塗システム」と呼ばれて重宝され、これまでに94人の身元判明につなげた。

 遺体が見つかるたび気仙沼署には、家族を捜す被災者が照会に訪れていた。塗巡査長は「カルテがあれば、短時間で本人かどうかの可能性を伝えることができたのは良かった」と振り返る。

 宮城県警はその後、東北大の協力を得て、より大量のデータで歯型を照合するシステム「デンタルファインダー」を開発し、塗システムのデータも移した。他県警の歯型データも集め、新システムで170人超の身元を特定している。

 宮城県警幹部は「歯型鑑定は、身元特定でDNA鑑定を上回る結果を出した。遺体が見つかる限り、鑑定作業を続けていきたい」と話している。

旭川発『ケア・カフェ』

医療、介護、福祉などさまざまな分野でケアに携わる人が、カフェのようなくつろいだ雰囲気の中で語り合う「ケア・カフェ」(実行委主催)が旭川で始まった。狙いは、それぞれの分野を超えた「顔の見える関係」づくり。日ごろの困りごとの解決やより良いケアの提供などが期待され、地域のケアの向上につながる全国でも珍しい試みだ。
                        北海道新聞
追)3月27日に開催されますので奮ってご参加ください。

大災害時の避難 「お薬手帳」必携

大災害による長期の避難。慢性疾患のある人にとって、その間も適切な薬の処方を受け、服薬を続けられるかどうかは切実な問題だ。東日本大震災から2年。当時、被災地で医療支援に当たった薬剤師は「お薬手帳」の重要性を強調する。
                         北海道新聞 2013.3.11

こども歯みがき教室

内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 3月26日(火) 午前10時から
 場所 キッズルーム(第二庁舎5階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 6組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

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