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親知らずで歯の神経再生。歯髄幹細胞移植の臨床研究へ。

虫歯の治療で抜いた歯髄を再生させるため、親知らずなどから取り出した歯髄幹細胞を移植する臨床研究の実施を厚生労働省科学技術部会が承認。近く厚生労働省が正式承認する。申請していたのは、国立長寿医療研究センター(愛知県)と愛知学院大の研究グループ。20歳以上55歳未満の患者5人を対象に治療効果を確かめる。虫歯が進むと歯髄が炎症を起こして激しく痛む。歯髄を抜いて詰め物をすれば痛みを感じなくなるが、虫歯の再発に気付きにくくなったり歯と詰め物の間に細菌が繁殖したりし、歯の寿命が短くなる恐れがある。計画では、親知らずなど不要な歯を抜いて歯髄の中にある幹細胞を採取、約6週間培養して数を増やす。その後、穴を開けて歯髄を抜いた虫歯の中に、幹細胞とともに歯髄の再生を促す薬剤やコラーゲンを注入し、セメントなどで穴をふさぐ。成功すれば、移植した幹細胞が神経や血管をつくるタイプの幹細胞を歯の根元側から少しずつ引き寄せ、約1ヶ月で歯髄がほぼ完成する。

歯科医 大久保パパの『美活!歯の健康講座』~美と健康で快適生活 歯周病予防編~

~食生活と歯周病「歯ぐきは身体の一部でしょう!」~
◎健康バランス食で歯周病予防
◎糖尿病と歯周病  糖尿病と歯周病もニワトリとタマゴの関係
  糖尿病が悪化すると歯ぐきが腫れやすくなる・・・これは当たり前
  歯周病が糖尿病を引き起こす・・・このコワーイ メカニズム
◎なぜ定期健診は必要か?
◎歯科衛生士さんの仕事ってなに?
◎皆さんの質問に答えます! 
このようなことをお伝えしたと思います。

【日 時】 2月1日(金)  19時~ 21時   

【会 場】 札幌市北区北8条西3丁目 札幌エルプラザ4階 研修室4 

歯科医師4人当選で 歯科系国会議員は8人に 来夏の参院選では30万票必要!

12月16日に行われた第46回衆院選で立候補していた12人の歯科医師は、
自民党3人、日本維新の会1人の計4人の候補者が当選した。歯科医師
の国会議員は、自民党と民主党の参議院議員各2人を合わせて計8人と
過去最多数となった。(当選者は以下の通り)

<自民党>
渡辺孝一氏 (北海道比例・昭和32生・道医療大卒・前岩見沢市長)
白須賀貴樹氏(千葉13区・昭和50生・東歯大卒)
比嘉奈津美氏(沖縄3区・昭和33生・福歯大卒・沖縄県歯会副会長)

<日本維新の会>
新原秀人氏(近畿比例・昭和37生・阪大歯学部卒・前兵庫県議会議員)

参議院議員(歯科医師) 
石井みどり氏 (自民党比例・昭和24生・鶴見大歯卒)
西村正美氏  (民主党比例・昭和38生・日歯大卒)
関口昌一氏  (自民党埼玉・昭和28生・明海大歯卒)
大久保潔重氏 (民主党長崎・昭和41生・長崎大歯卒)

フッ化物洗口の実施向上で全国ワースト2位から脱却。

当時、秋田県の12歳児の1人平均のむし歯の本数は、全国最下位レベル。秋田県内の幼稚園や保育所、小中学校に粘り強く働きかけ、危機感を共有し、、様々な連携の中で、フッ化物洗口の実施率の向上を促した。フッ化物洗口を実施した地域では、12歳児のむし歯の本数が激減。2008年には全国ワースト2位だった秋田県の12歳児のむし歯本数の軽減を後押しすると見られる数値もマークしている。
 フッ化物洗口といえば、全国に先駆けて学校等で集団フッ化物洗口を展開してきた新潟県のお家芸。なんと新潟県では、12歳児1人平均むし歯本数を全国平均1.20本を大きく割り込み(0.68本)、12年連続で全国1位を獲得している。フッ化物洗口に遅れをとっている都道府県は、今回の松野才さんの受賞により、取り組みを見直すきっかけにしてみてはどうだろう。

患者さんに喜んでもらうために大切なこととは?

看護師のKさんは、急性骨髄性白血病の方の口腔ケアについて悩んでいました。
病気に対しての不安や恐怖を抱えている患者さん。さらに上唇内面に大きな潰瘍
もあり、痛がって口を開けてくれません。そこで、同じ病院に勤務している歯科
医師と共に患者さんの病室へ行きました。

 患者さんと対面した先生は、まず抱えている不満や愚痴を聞き続けたそうです。
「もう田んぼも続けられないよ」と嘆く患者さんに「来年も自分で作ったお米を
食べられるよう、僕たちが全力でサポートしていくからね」と話す先生。そして
患者さんの目をじっと見て、こう続けたのです。

 「絶対に痛いことしないからお口の中を診せてくれるかな。今より確実によく
なるよ。本当だったら傷口に軟膏を塗った方がいいんだけど、痛いところは触ら
ないようにするね。潰瘍の原因を作っている歯のほうに塗れば大丈夫だから」

 患者さんが痛がらずにケアする方法を探した先生。Kさんは患者さんの気持ち
を理解し、ベストな方法で処置をしている姿にとても驚いたそうです。さらに、
口腔ケアをすることばかりに目を向けていた自分を恥ずかしく感じたといいます。

 以来、常に先生が行なったことを思い出しているとのこと。Kさんは患者さん
の気持ちを理解したうえで、ケアをするよう努めています。「これからも“患者
さんに気持ちいい”と思ってもらえる口腔ケアをしていきます」と笑顔を見せて
くれました。

患者さんが日ごろ使っている口腔ケアグッズを知っていますか?

口腔ケアをする前、Sさんは必ず患者さんに聞くことがあるそうです。それは、
“日ごろ使っている口腔ケアグッズ”について。ある患者さんへのアプローチが
きっかけとなり、このステップを踏むようになったといいます。

 Sさんが口腔ケアを始めたばかりのころ、70代の男性患者さんを訪ねました。
「お口の中をサッパリさせてあげたい」と新発売のミント味ペーストを使ってブ
ラッシングしたところ……。

「あれ? 患者さんの様子がおかしい!」

 そして突然、患者さんが「気持ち悪い」と訴えて嘔吐してしまったのです。す
ぐに、今まで口腔ケアを行なっていた奥さんに心当たりがないか尋ねました。す
るとミント味が苦手で、塩入りの歯磨き粉を愛用していたことがわかったのです。

 その話を聞いて、「いつもと違う味に驚いてしまったんだ」と気づいたSさん。
前もって、どんな歯磨き粉を使っているのか、どんな味が好みなのかを把握して
おくべきだったと反省したそうです。

 患者さんは些細な変化にも敏感に反応します。できる限り、慣れ親しんだ材料
や味を選ぶこと。それが、患者さんのことを考えた口腔ケアにつながるのですね。

今年最後の挨拶

今年も無事HP終了し、皆さんには閲覧して頂きありがとうございます。来年も皆さんの希望にこたえるよう掲載します。

餅で窒息 どう対処 高齢者の救急搬送新年に多発

 道によると餅と詰まらせての窒息による救急搬送の全道集計はしていないが、札幌市消防局は2007~2010年に計61人を搬送。うち4人が死亡し、27人が重症だった。3分の一は1月の発生で、年齢は70代が36%、80代以上が40%を占める。「高齢者は飲み込む力が弱くなる」。市立札幌病院救急救命センターは喉詰まりを防ぐために持ちを小さく切り分けるほか、良く噛んでお茶や汁と一緒に食べるように勧めている。また、年齢に関係なく泥酔状態だと餅を詰まらせる危険性があるという。一般的に噛んだ食べ物がしたで喉に送られると、喉が収縮し喉仏が上がることで気管の入り口が閉じる。この動作がうまくいかないと食道ではなく気管に入ってしまう。特に粘り気の強い餅は気管に完全に塞がり、重大な事故につながりかねない。無事に餅を吐き出したとしても、残りかすに付いた雑菌が肺炎を起こす恐れもあり、念のため病院で診察を受けた方が良い。
                 2012.12.29 北海道新聞

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