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歯周病で認知症悪化 原因タンパク質が増加

名古屋市立大大学院の道川誠(みちかわ・まこと)教授(生化学)らの研究チームが、歯周病が認知症の一種、アルツハイマー病を悪化させることをマウスの実験で明らかにし、1日までに日本歯周病学会で発表した。

 道川教授によると、これまで歯周病とアルツハイマー病の関係は科学的に研究されておらず、「歯周病治療で、認知症の進行を遅らせられる可能性が出てきた」としている。

 同大学院と国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)、愛知学院大(同県日進市)の研究チームは、人工的にアルツハイマー病に罹患(りかん)させたマウスを用意。2グループに分けて、一方だけを歯周病菌に感染させた。

 これらのマウスを箱に入れて球や三角すいの物体を二つ見せた後、うち一つを置き換えて反応を調べると、歯周病のないマウスは新しく置いた物体へ頻繁に近づくが、歯周病を併発したマウスは反応が変わらなかった。道川教授によると、認知機能が低下し、最初に見た物体の形を忘れているため、新しい物体に興味を示さなかったという。

 実験後にマウスの脳を調べると、歯周病菌に感染してからの約4カ月間で、記憶をつかさどる海馬にアルツハイマー病の原因となるタンパク質が沈着し、歯周病のマウスの方が面積で約2・5倍、量で約1・5倍に増加。歯周病が引き起こした炎症が脳に伝わり、アルツハイマー病を悪化させたとみられる。

 道川教授は「アルツハイマー病には根本的な治療法がない。歯周病を治すことで認知症を抑制できれば、より経済的で容易な治療となるだろう」と話している。

博多の歯科破産 シティデンタル患者被害者の会、刑事告訴も検討 債権者集会

インプラント治療を中心に手がけた「シティデンタルクリニック」(博多区)の運営母体で、2月に破産した医療法人樹啓会の第1回債権者集会が5月30日、福岡地裁であった。治療を途中で受けられなくなった患者ら約40人が出席した。集会では法人理事長で歯科医師の男性が「私の力不足で迷惑をかけたことを深くおわびする」と謝罪したという。

 破産手続申立書によると、同法人の負債額は少なくとも約7億1500万円。同クリニックは、治療中の患者約210人から2億4700万円の治療費を受け取ったまま1月に閉院した。「シティデンタル患者被害者の会」によると、集会では、前金で納めた治療費について、破産管財人から「財産が残っていないので返せない」との説明があったという。

「健康成人の低炭水化物食で総死亡リスクが上昇する」

総カロリー中の炭水化物を最低群(30-40%)と最高群(60-70%)
を比べたもの。
27万2216人、5-26年間を調査したもので、
1万5981人が死亡。
低炭水化物群は高炭水化物群より1.31倍、死にやす
かったとのこと。

3つの調査をまとめたもので、
24万9272人を10-26年間調査したもので、
3214人が心臓や脳卒中などの血管の病気で死亡。
これは低炭水化物群でやや死亡が多め(統計学上有意差なし)。
これらの病気の発症の差も、有意差はなかった。

要介護高齢者の義歯診療として8つのポイント

①薬剤連用の影響を考慮する。

②寝たきりによる変化を解消する。

③唾液嚥下機能の低下をさせない。

④筋力低下なのか筋硬直なのかを把握する。

⑤義歯不適合の本当の原因を把握する。

⑥寝たきりでも義歯を装着できるようにする。

⑦口腔粘膜は萎縮していない。

⑧口腔機能の向上を図る。

市立札幌病院 医療事故は4532件 08年度以来の死亡例も 昨年度

札幌市は28日、市立札幌病院で昨年度起きた医療事故などの総数が4532件(前年度比534件減)に上り、患者死亡例が1件、障害が残った例が2件あったと発表した。他は、濃厚な治療・処置例9件、簡単な治療・処置例205件。患者に実害はないが、「ヒヤリ」や「ハッ」としたインシデントが4314件で全体の95%を占めた。死亡例は2008年度の2人以来。

 死亡は、5月末の午前4時ごろ、酸素ボンベを使っていた入院患者が廊下で倒れ、処置室へ運ばれたケース。遺族が今年1月、損害賠償を求めて札幌簡裁に調停を申し立てた。

 障害が残ったのは、7月末、点滴で栄養を送るため80代女性の足首に看護師が針を刺し、2日後に腫れて皮膚が取れ、壊死(えし)状態になったケース。皮膚移植もうまくいかず、10月末に右大腿(だいたい)部から切断した。

 もう1例は、12月末、低体温状態を早く改善するため、別の80代女性患者に加圧バッグを使って点滴した際、医師が目を離した間に点滴液がなくなり、空気が静脈に送り込まれたケース。4日後、左脳に梗塞(こうそく)が見つかり、右半身がまひした。3例とも病院側は「医療法上の過失はない」と判断しているという。

 市は安全管理体制の向上などを目的に06年から毎年事故数を公表。総数は前年度より減ったが、「簡単な治療・処置例」以上の深刻な「アクシデント(医療事故)」の総数は前年度より44件増えて217件になった。同病院総務課の音喜多香二総務課長は「安全対策会議などでケーススタディーを徹底し、一件でも減らしたい」と話した。

老人ホーム放火、歯科医師を逮捕…容疑否認

福岡県粕屋町仲原の老人ホーム「粕屋の杜(もり)」が放火され、入所者ら5人が軽傷を負った事件で、県警は29日、福岡市早良区百道浜、歯科医師立石隆二容疑者(54)を現住建造物等放火容疑で逮捕した。

 「身に覚えがない」と否認しているという。

 発表などによると、立石容疑者は4月6日午前4時半頃、油性の液体が入った容器に火を付けてホーム(鉄骨2階建て)に投げ入れ、1階事務室の天井の一部などを焼損させた疑い。

 当時、同ホームにいた当直の女性職員(40歳代)と入所者の男女14人(50-90歳代)の計15人が煙を吸うなどして病院に搬送され、この職員と入所者4人が、のどのやけどなどの軽傷を負った。
読売新聞 5月29日(水) 配信

230人がお口のケア“チェック&アドバイス”を体験

5月25日(土)26日(日)アクセス札幌にてビューティフルライフフ
ェア2013が開催され、そのなかで成人歯科健診プログラムを応用した
お口のケア“チェック&アドバイス”が北海道衛生士会の協力のもと
行われた。両日で来場者は11000人を超え、230人がお口のケア“チェ
ック&アドバイス”を体験し、自分の口腔内のケアや悩みについてア
ドバイスを受けていた。受診者からの質問の中で多かったものは今マ
スコミで話題の「歯ブラシは食後30分後にした方が良いのか?」であ
った。

健康まつりと歯の健康キャンペーン

内容 介護の現場等で活動するセラピードッグとの触れ合い、手洗いチェック、腰痛予防体操、ヨガ、薬・栄養・歯科等の相談、スタンプラリーほか
 日時 6月8日(土) 午後1時~4時30分
 場所 大雪アリーナ(神楽4の7)
 他  健診結果やお薬手帳があれば持参
 申込 健康推進課 ℡25-6315

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