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北海道立病院医療事故 永続的障害、軽度でも個別に公表 来年度、基準改正

道は、道立病院での医療事故の公表基準を改正することを決めた。来年度から医療過誤で永続的な障害が残った場合は、軽度でも発生の都度個別公表する。8日の道議会保健福祉委員会で明らかにした。

 道の道立病院室によると、05年度策定の道独自の基準を、全国の事例を参考に見直した。従来は永続的な後遺症や障害は軽度と重度に分け、過誤があって重度の場合は詳細を、軽度は半期に一度概要だけを公表していたが、改正後は、過誤があれば、原則として病院名なども含めて個別に発表する。

 また、一過性の軽度の障害のレベルも細分化し、皮膚を縫うなどの治療が必要になった場合は概要を公表するという。毎日新聞社 1月9日(水) 配信

ミカン毎日4個で、骨粗しょう症リスク92%減

ミカンを毎日4個程度食べる閉経後の女性は骨粗しょう症になりにくいことが、農研機構果樹研究所などの調査でわかった。

 果物や野菜に含まれるカロテノイド色素のうち、特にミカンに多く含まれる「β-クリプトキサンチン」が、健康な骨を維持するのに有効とみられるという。

 同研究所や浜松医科大学などは2003年度から、三ヶ日みかんの産地として知られる浜松市の旧三ヶ日町で栄養疫学調査を実施している。

 研究グループは05年、閉経した女性212人に協力してもらい、β-クリプトキサンチンの血中濃度を調査。ミカンを毎日4個程度食べる「高濃度グループ」、毎日1、2個食べる「中濃度グループ」、毎日は食べない「低濃度グループ」に分け、骨粗しょう症の発症率をそれぞれ調べた。また、4年後の09年に追跡調査を実施し、新たに骨粗しょう症を発症した人について調べた。

 その結果、高濃度グループは低濃度グループに比べ、骨粗しょう症の発症リスクが92%低かった。中濃度のグループでは統計的に有意な結果は見られなかったことから、ミカンを毎日継続して4個程度食べることで、骨粗しょう症を予防できる可能性があるという。「β-カロテン」など他の5種類のカロテノイド色素も調査したが、骨粗しょう症と関連があるとみられる色素はなかった。

 β-クリプトキサンチンはビワや柿にも含まれるが、血中濃度を上げる要因としては、年間を通じてまとまった量を入手しやすいミカンを毎日食べること以外には考えづらいという。
読売新聞 1月7日(月) 配信

道医療計画見直し・策定に係る意見交換会が開催される

平成24年12月27日(木)午後2時より道医会館において、道内の医療
関係団体および医療関係者が出席し、「北海道医療関係各種計画の見
直し・策定に係る道央区域意見交換会」が開催された。道歯会からは
富野会長、金井副会長、鳥谷部常務理事のほか各役員が出席した。
道行政における歯科保健医療推進のための重点施策としては、むし歯
の予防、歯周病の予防、高齢者の低栄養と誤嚥性肺炎の予防、障がい
者等への歯科保健医療サービスの充実の4点が掲げられ、このなかで
さらに平成29年度までに、むし歯のない3歳児の割合を85.0%へ(H23
年77.8%)、12歳児のむし歯数(1人平均むし歯数)を1.0本以下へ
(H23年1.8本)、フッ化物洗口実施市町村を全市町村へ(H24年9月末
現在で114市町村)、60歳で24本以上の歯を有する人の割合を50.0%
以上へ(H23年42.1%)、過去1年間に歯科健診を受診した人の割合を
30.0%以上へ(H23年22.6%)80歳で20本以上の歯を有する人の割合
を35.0%以上へ(H23年27.3%)するとし、具体的な数値目標として
挙げた。

●高額療養費、年間上限設定/医療保険部会で議論へ

 厚労省は社会保障審議会医療保険部会を11月から再開させ、来年度予算編成に向け制度改革の議論を開始する。高額療養費の見直しも課題のひとつで、同省は社会保障・税一体改革大網を踏まえ、年収300万以下程度の低所得層について、年間の自己負担上限を新設することを検討している。高額医療費を長期にわたり負担する患者の負担軽減を図ることが目的。
 

餅による窒息事故を防ぐには

元日の1日、東京都内では、お年寄りなど7人が、餅をのどに詰まらせて救急車で病院に運ばれ、このうち68歳の男性が死亡しました。事故を防ぐため、専門家は「のどをお茶や水で湿らせてから、薄く、小さく切った餅をゆっくりかんで食べるようにしてほしい」と話しています。

東京消防庁によりますと、都内では、年間に平均120人が餅や団子などをのどに詰まらせて救急搬送され、去年までの5年間で604人に上っています。月別で最も多いのは1月で36%、次が12月で15%。この2か月で全体の半数を超えます。年齢別では65歳以上が89%を占め、この時期の高齢者の窒息事故に注意が必要です。
窒息事故に詳しい昭和大学歯学部の向井美惠教授によりますと、高齢者は、食べ物をかむ力や飲み込む力が弱まったり唾液の量が減ったりするほか、物がつまりかけたときにせきをして外に出そうとする反応も弱くなっているということです。
そこで、向井教授は、高齢者が餅を食べるときの注意点として、▽薄く短冊形に切ってから少しずつ食べる、▽食べる前に、水や茶を飲んでのどを湿らせておく、▽ゆっくり何度もかんで、唾液とよく混ぜてから飲み込むなどを挙げています。また、▽話をするときの息継ぎで気道に食べ物が入ってしまうことがあるため、餅を口に入れたときは話をしないこと、▽驚いたときは息を吸って食べ物が気道に入りやすいので、食事中には周囲の人が驚かせないことも大切だと話しています。
万が一、餅がのどに詰まったときの応急処置の方法を覚えておくことも重要です。東京消防庁は、大きな声で周囲に助けを呼び、119番通報をするとともに、食べ物を詰まらせた人の背中の肩甲骨と肩甲骨の間を4回から5回、強く叩く方法をホームページで紹介しています。
このほか、予防のために、従来の餅よりねばりが少なく噛み切りやすい商品も登場しています。長野県の製薬メーカーが開発した餅は、普通のごはんと同じ「うるち米」が主な原料で、メーカーによりますと、もち米で作られた市販の切り餅に比べてくっつきやすさが半分ほど、固さが4割ほどだということです。
東京・豊島区にある特別養護老人ホームは、うるち米で作った餅を使って汁粉などを作り入所している人に出しています。ホームの管理栄養士は「お年寄りは餅が大好きですが、窒息などの危険があって、施設としてなかなか使えないので、餅に近いものを出してあげたいという思いがあり、この商品を使うようになりました」と話しています。

市民公開講演会(2)

第63回旭川歯科医師会学術大会が、旭川トーヨーホテルにて開催されました。初雪が降りだした悪天候の週末にもかかわらず、11/17(土)市民公開講演会(1)172名(2)28名、警察歯科協力医112名、11/18(日)特別講演会57名、衛生士会・技工士会45名、北海道障がい者歯科31名、両日ともたくさんの聴講者が参加していただきました。今年の学術大会は新しい試みとして「連携」を大会テーマに掲げ、医政、地域医療、医療管理、そして、学術の合同開催とし、会員による一般講演(12題)と特別講演会を行いました。特別講演では「歯周病と糖尿病:歯科と内科の連携」と題し、北海道医療大学歯学部 歯周歯内治療学分野准教授 長澤敏行先生より、次の項目に基づきご講演いただきました。
 1.生活習慣病と歯科疾患
 2.糖尿病患者が糖尿病に与える影響:メカニズム
 3.歯周病が糖尿病に与える影響:メカニズム
 4.歯周治療が糖尿病に与える影響:介入研究と仮説

つい忘れていた、一番大切なこと

口腔ケアをしていたのは、後輩看護師でした。特に変わった様子はなく、ケア
用品は『モアブラシ』と『ウエットキーピング』でいつもと同じ。声のかけ方も、
病院で定めたマニュアルの通りです。
 しかしよく観察してみると、あることに気づきました。ストレッチやマッサー
ジをする回数と場所が、Kさんとは違っていたのです。

 Kさんは後輩看護師に、なぜ康子さんが嫌がらないのかを聞いてみました。
「気持ちいいところは重点的に、痛いところはササッとケアをしているからだと
思います。康子さんの反応を見ているうちに、どこが気持ちいいか、痛いかが分
かってきたんです」

 この答えを聞いて、Kさんはドキッとしました。いつの間にか、マニュアル通
りにやることを優先していたと気づいたのです。
「看護師全員が一定レベルの口腔ケアを提供するためには、マニュアルが必須で
す。でも、それにとらわれすぎて患者さんを見ないのは本末転倒。患者さんを思
いやる気持ちが一番大切です」

 これ以降Kさんは、口腔ケアのときに患者さんの様子をじっくり観察するよう
になりました。まだ康子さんに怒鳴られることもありますが、少しずつその回数
は減っているそうです。

市民公開講演会

【食卓の向こう側にみえるもの -命の入り口 心の出口-だから食育なんだ】 佐藤 弘
 今回、市民公開講演会に西日本新聞社で長らく食の問題を取り上げ、口に対する市民の意識を高めるセミナーを開いている佐藤弘氏を招いて講演会を開催しました。当日の旭川は、観測史上一番遅い初雪となった天候のなか、170名以上の市民を迎えての講演会でした。内容は、命の大切さ、体温から免疫、代謝や酵素の話、学生の食事から卑弥呼の話、食育から「うんち」の話など、口が命の入り口であることをユーモラスに、時にはシリアスに市民との会話のようにして講演して頂きました。最後は、これからの季節のインフルエンザ予防にも効果がある口呼吸予防の「あ・い・う・ベー(”あっかんべー”をする)」体操を佐藤氏の掛け声と共に、市民が周囲の目も気にせず大きく口を開けて10回行い、会場が一体感を持って講演は終了しました。

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