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歯科医師会の訓練参加断る 岩手県「死者想定できぬ」

岩手県が9月1日に東日本大震災後初めて実施する総合防災訓練で、参加を希望した県歯科医師会に対し「(震災の)行方不明者もいる段階で死者の身元確認を前提にするのは好ましくない」として訓練参加を断っていたことが31日、関係者への取材で分かった。

 県歯科医師会は震災後、約1300遺体の歯型を照合するなど犠牲者の身元確認に尽力。被災者感情への配慮が理由とはいえ、震災の教訓を生かす意味で訓練の在り方が問われそうだ。

 歯科医師会は「(災害の犠牲者の)正確な身元確認のためには自治体との協力が不可欠。訓練参加を連携のきっかけにしたい」として県に再三、訓練への参加を打診。しかし、県は最終的に参加を見合わせてもらうように伝えた。

 県総合防災室は「歯科医師の参加は(訓練が想定する災害で)犠牲者が出るという意味になり、県民の心情を考えると好ましくない。歯科医師会との連携は今後検討したい」としている。

 県歯科医師会は「必要性を理解してもらえず残念だ」と話している。

 9月1日の総合訓練は東日本大震災と同規模の地震や津波を想定し、住民や自衛隊、医師ら約3万8千人が参加して岩手県釜石市で実施予定。

 県は昨年「県民の被災の記憶が生々しい」などの理由で大掛かりな防災訓練を行わなかった。

日本摂食・嚥下リハビリテーション学会参加

現在リハ学会に参加しております。詳細は、後日報告します。

2年前小1男児重体…白玉事故で両親が究明要請

栃木県真岡市立亀山小学校で2010年2月、給食で提供された白玉を喉に詰まらせて意識不明の重体になった当時小学1年の男児(9)の家族が22日、代理人弁護士を通じ、事故の原因究明と男児への補償などを求める要請書を真岡市教育委員会に提出した。

 市は事故後、再発防止のための調査委員会を設置せず、今年7月、栃木市の保育園で女児が白玉を喉に詰まらせて死亡する事故が再び起きた。男児の両親は「しっかり対策をとっていれば新たな事故は起きなかった。栃木市のような本格調査をしてほしい」としている。

 両親によると、男児は10年2月10日、給食で出た「白玉汁」の白玉(直径約2センチ)を喉に詰まらせ、心肺停止状態に陥った。手術の末、10年12月に自宅に戻ったが、人工呼吸器をつけ、胃ろうを通じて食事を取る生活が今も続いている。日本スポーツ振興センターによる医療費と見舞金が給付されたが、市教委の補償はなく、福祉車両の購入、自宅の改築費などは自費で負担している。

 市教委は事故後、事故調査委員会の設置を見送り、調査報告書をまとめていない。事故の2日後に再び給食で白玉を出すなど再発防止を徹底しなかったため、両親は「同様の事故を防ぐことができなかった」としている。

 代理人の弁護士は、事故原因究明のための第三者委員会の設置と、男児の生活補償を求め、「学校で起きた事故なので市教委としてきちんと対応してほしい」としている。父親(32)は「対応によっては訴訟も検討する」と話している。

 栃木市では今年7月17日、市立はこのもり保育園で同市大町、森戸里世ちゃん(2)がおやつで出された同じ製造元の白玉を喉に詰まらせ、8月19日に死亡した。同市は「保育中に提供された白玉で起きた事故で、保育園と市に責任がある」とし、第三者の事故調査委員会を設置するとともに、治療費などの名目で約1900万円の賠償金を準備している。

 男児の父親は「真岡市の対応は不十分。この先も仕事を続けながら一生、息子を介護し続けることを考えてほしい」と訴えている。市教委は「要請書を確認していないのでコメントできない」としている。読売新聞 8月23日(木) 配信

道新に「インプラント不満 道内も」の記事 インプラント治療によるトラブルの増加の記事掲載

道新8月22日夕刊において治療で相次いでトラブルが指摘されてい
る歯科のインプラント治療について報道された。日本顎顔面イン
プラント学会(東京)による今年5月の調査では、2009~2011年まで
に全国で421件のトラブルが確認され、道歯会では道新より現在ま
での保険業務調査でのトラブル数にて取材を受け、医療管理担当
野尻常務理事はインプラント治療で訴訟に至ったケースは道内で
昨年4件あったと語った。しかし、掲載内容においてトラブルの
原因として挙げている、「北大や道医療大など大学病院でも最近、
他院で受けたインプラントのトラブルが原因で駆け込む例がみら
れるという。北大病院高次口腔医療センターの石川誠診療教授に
よると、10年ほど前までインプラントを体系的に学ぶ大学はほと
んどなく、なかにはメーカー主催の数日間の講習会だけで治療を
始める歯科医もいる。歯科医院の増加も背景にあり、厚労省によ
ると2010年の道内の歯科医院は3020カ所で、20年前より680カ所増
加している。“患者の囲い込みが激化しており、保険診療だけで
は開業の初期投資を回収できない”と言う歯科医もいる」などの
表現に対し道歯として遺憾を表し事情の把握に乗り出した。

トレッドミル 狭心症診断にも利用

トレッドミルというより、ルームランナーとかランニングマシンといった方がお分かりかもしれません。足元の回転するベルトの上に乗って、走ることができる装置です。実は、私たち医療関係では、この機械をトレッドミルと呼んで昔から診断に利用していました。とくに、心臓の血管が挟まることで、心臓の筋肉が酸素不足になった胸痛が起こる「狭心症」という病気の診断に広く利用されています。
                  北海道新聞 2012.8.8

道民健口公開講座で食とスポーツによる健康について語る

8月18日午後1時より開催された第65回北海道歯科学術大会と同時に
開催された道民健口公開講座では、500人を超える多数の道民が訪れ
熱気に包まれた。「食とスポーツで健康を育もう」をテーマに、横田
正司北大病院スポーツ医学診療科医員(日ハムファイターズチームド
クター)、柄澤 紀ファイターズ管理栄養士、石上惠一東京歯科大ス
ポーツ歯学研究室教授(日本オリンピック委員会強化スタッフ・スポ
ーツドクター)の三氏による講演が行われ、全ての講演で“むし歯の
ない咬み合わせのよい歯でバランスのよい食事を摂ると、ケガをし
にくい丈夫な体になり、疲労が早く回復する”と語られた。三氏の
講演後には、金村 暁氏(野球解説者、元ファイターズ選手)と富野会
長によるトークライブも行われ、プロ野球選手の健康管理について
の厳しさも語られ、特に歯の重要性は聴講者には伝わったようだ。

認知症高齢者グループホーム 少人数運営 優先的に選定

札幌市は来年度、市内4区で開業させる認知症高齢者グループホームについて、小人数で質の高いサービスを提案する事業者を優先的に選定する。1ユニット9人が一般的だが、市は6人を推進。利用者それぞれが落ち着いて暮らせる個別のケアの環境づくりに力を入れる目的だ。100社近くが説明会に参加予定で関心の高さがうかがえるが、経営面での課題も残る。
                   北海道新聞 2012.8.2

発達障害 本人初調査へ

自閉症やアスペルガー症候群などの発達障害者の支援強化に向け、道は本年度、本人や親、市町村などを対象とした本格的な調査に乗り出した。このうち、本人への調査は初めてで、今月中にも実施する。調査結果を踏まえ、乳幼児検診時に早期発見を促す取り組みなど、来年度以降の具体策を検討する。
                   北海道新聞 2012.8.4

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