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骨粗鬆症 歯の治療は相談を

骨粗鬆症などの治療薬を飲んでいた患者が、抜歯のような歯の治療を受けた後に、ごくまれだが、あごの骨に炎症や壊死を起こすことがある。このため、関連学会は、薬の服用を休止できる場合の目安をまとめた。医師らは、不安から、患者が自己判断で薬を止めてしまうのは危険と、注意を呼びかけている。
 国内外のデータから、日本でも骨粗鬆症の治療で口から飲んでいる場合で、0.01~0.02%、がんの治療で注射や点滴を受けている場合で1~2%で異常が起きているとみられる。BP製剤を休薬をする間は、ほかの治療薬への切り替えのほか、食事や運動で骨を強くする努力も必要になる。患者によっては、休薬すべきか判断が難しい場合もある。
              朝日新聞 2011.12.13

旭川市医師会・旭川歯科医師会合同研修会の開催について

日 時 :平成24年2月22日(水) 午後6時30分
 場 所 :ロワジールホテル旭川 2階「ウエストルーム」
 対 象 :旭川歯科医師会会員・旭川市医師会会員
 参加費 :無料
 申込締切:平成24年2月15日(水)

<講演1> 
    座長:リバータウンクリニック   院長 鈴木康之先生
   「誤嚥性肺炎と口腔ケアについて」
    旭川医科大学病院 呼吸器センター 教授 大崎能伸先生
<演題2>
    座長:やぶしたフラワー歯科    院長 藪下吉典先生
   「いのちを守る口腔ケア」
    医療法人社団クリア歯科クリニック 院長 藤田浩孝先生

療養者らの歯磨きや治療

口腔ケア」という言葉を聞いたことはありますか。口腔ケアとは、口の中を清潔に潤った状態に保つことを目的として、主に施設に入所している人や、病気療養中(入院、在宅を含む)の人などを対象に行われる口の中のケアのことをいいます。
 口腔ケアは、大きく分けて「専門的ケア」と「一般的ケア」と呼ばれるものがあります。「専門的ケア」には、歯科医師や歯科衛生士らによって行われる、いわゆる歯科治療も含まれます。例えば、虫歯の治療や歯石を取る治療、歯周病の治療や管理などです。
              福島民友 2011.12.9

「エイリアン」発言批判 胃ろうめぐり厚労相

腹部に開けた穴に栄養剤を送り込む「胃ろう」措置を受けた患者を「エイリアン」に例えた自民党の石原伸晃幹事長の発言をめぐり、小宮山洋子厚生労働相は7日、閣議後の記者会見で「病気の方、ご家族に不快な思いをさせる言葉の使い方は慎重であってほしい」と批判した。

 胃ろうは口から食事を取ることが困難な高齢者や重症の患者に対して行われる人工栄養法。小宮山氏は、2008年に亡くなった父、加藤一郎(かとう・いちろう)元東大学長が、最後の1年間、胃ろう措置を受けていたことを明かし、「胃ろうのおかげで命をつなぐ患者さんがたくさんいる」と強調した。

「エイリアンみたい」 胃ろうに石原幹事長

 自民党の石原伸晃幹事長は6日のBS朝日番組で、病院で腹部に開けた穴から栄養剤を送る「胃ろう」の措置を見学した際の感想として「意識がない人に管を入れて生かしている。(病院で)何十人も寝ている部屋を見せてもらった時に何を思ったかというと(映画の)エイリアンだ。人間に寄生しているエイリアンが人間を食べて生きているみたいだ」と発言した。

 終末期医療が抱える問題点を説明する意図があったとみられるが、SF映画のエイリアンへの例えは患者家族らの批判を招く可能性がある。

 石原氏は同時に「そこで働いている人に感動した。看護師さんたちが、反応はないのに患者に語りかけながら面倒を見ている」と現場の職員の動きを評価したが、「こんなことをやったらお金がかかる。医療はやはり大変だ」と指摘した。

”歯科口腔保健法”推進へ検討進む

平成23年度都道府県歯科医師会地域保健・産業保健・介護保険担当理事連絡協議会が12月14日(水)、歯科医師会館で開催され、昨年8月2日(火)に成立し、同10日(水)に公布・施行された「歯科口腔保健の推進に関する法律」(歯科口腔保健法)の推進に向けて、口・日歯双方で検討をすすめていることが示された他、本年4月1日(日)から施行・配布予定の母子健康手帳の改定経緯やその内容について確認した。
              日歯広報 1月25日

口腔内HPV感染率、男性で高い

米国国民健康栄養調査(NHANES)から14-69歳の男女5579人を対象に、口腔内ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染率を横断研究で調査。全体の感染率は6.9%だった。年齢別では30-34歳で7.3%、60-64歳で11.4%と二峰性を示した。男性は女性より有意に高かった(10.1%対3.6%、P<0.001)。

お口の健康で心臓発作リスク低下

定期的に歯科医院を訪れ、歯石を取ってもらうと心臓発作のリスクが最大24%低下する。台湾での研究が示した。米フロリダ州オーランドでのアメリカ心臓協会(AHA)の会合でこのほど発表された研究によると、歯石除去の処置は脳卒中のリスクも13%減らした。
 またスウェーデンで行われた別の研究結果によると、歯周病から心臓発作、鬱血性心不全、脳卒中のリスクが予測できる。通常、成人の永久歯の本数は32本だが、7999人の歯周病患者を調査したところ、歯の本数が21本以下の被験者では心臓発作のリスクが69%高かった。また、歯周ポケットが深い歯の本数が多い人では、心臓発作のリスクが53%高かった。
 残っている歯の本数が少ない人は鬱血性心不全のリスクが高く、歯茎からの出血が多い場合には脳卒中のリスクが高かった。
          フジサンケイビジネスアイ 2011.12.6

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