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高齢者の健康 口腔ケアから

歯周病や口の中の汚れが、時には糖尿病や肺炎などの疾患に影響を及ぼすことがある。7月19日に71歳で亡くなった俳優の原田芳雄さんも、口の中の細菌が肺に入り込んで起きる誤嚥性肺炎を併発していた。特にかんだり飲み込む機能が低下する高齢者にとって口腔ケアが大切という。公開シンポジウム「口は幸せのもと」が9月3日午前10時から札幌市立北九条小体育館(北区北9西1)で開かれる。同小奨学会主催。道医療大の千葉逸朗教授が「健康長寿は【口】から、北大歯学部の兼平孝准教授が「子どもの笑顔は【食】から」と題して講演する。無料。直接会場へ。問い合わせは同小内の奨学会事務局   ℡011-736-2564へ。
               北海道新聞 2011.8.10

鼻をくんくん 空気吸い上げ香り感知

お花の香りを楽しもうとするとき、私たちはまず花に鼻を近づけます。そうして「くんくん」と鼻腔に空気を吸い上げる感じにして香りを強くハッキリと感じ取ります。とうことは、普段、鼻で呼吸をしているときには、あまり香りを感じないで過ごしていることになります。通常の呼吸をしているときには、比較的隙間が広く、ノドに近い、下鼻甲介のあたりの隙間を空気が通過します。しかし、このあたりの粘膜にはにおいを感じるしくみはありません。においを感じるしくみは嗅上皮と呼ばれる粘膜で、上鼻甲介のさらに上の鼻腔の天井部分にあります。空気中のにおいの元になる物質は、嗅上皮に接触することで、はじめてにおいとして感じられるのです。

歯周病予防と治療

歯周病予防の基本は歯垢がつかないようにすること。そのためには、毎日のていねいな歯みがきが大切です。歯ブラシを使った方法が基本となりますが、電動歯ブラシや練り歯みがき、オーラルリンス、デンタルフロス、歯間ブラシなどを使うとより効果的です。歯科医師によると、実は正しい歯みがきができている人は意外と少ないのだとか。歯科医院などできちんと指導してもらうことをおすすめします。もし歯周病になってしまった場合は、歯科医師や歯科衛生士が専門的に歯の清掃をしたり、歯石を除去したり、かみ合わせの調整を行ったりします。歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどありませんので、定期的に歯科健診を受けてチェックしてもらいましょう。大人が毎日しっかり歯を磨き、きちんと歯の定期検診を受ける習慣をつけることはお子さんの歯の健康管理にも役立つことでしょう。しばらく歯科に行っていないという人は、この機会に受診してみてはいかがでしょうか。
               赤ちゃんとママ 11.6月

大人の80%が歯周病ってホント?

通常より深くなってしまった歯と歯ぐきの間のすきま(歯周ポケット)にプラーク(歯垢)がたまり、プラークに住みついた細菌が歯肉に炎症を引き起こし、さらには歯を支える骨を溶かしてグラグラにさせてしまう病気を歯周病といいます。プラークのなかの細菌は、唾液の成分と結合して、歯石となって歯の表面に付着します。細菌は歯石を足がかりにして、さらに歯周ポケットの奥深くへと繁殖していきます。「大人の80%が歯周病にかかっている」といわれることがありますが、厚生労働省の統計を見ると、たしかに約80%の人が「健全」ではないことがわかります。歯周病とまではいかなくても、多くの人が歯や歯ぐきになんらかのトラブルを抱えているといえるでしょう。

公 開 講 座

演題 ゆっくりゆっくりべてるの家
    ~精神疾患とのかかわり方~

 講師 向谷地 生良氏 社会福祉法人浦河べてるの家理事・北海道医療大学教員

 趣旨 心を病んでいる人が地域で生活していくために私たちはどのような支援が出来る    のか、どのように支援したらよいのか。浦河町の【べてるの家】の試みを通して、    すべての人に通じる「楽しく、自分らしく生きる」ヒントを学びませんか。

 日時  平成23年9月13日(火) 18:30~20時
 場所  勤労者福祉会館 (ときわホール隣) 2階 大会議室
 講師  向谷地 生良氏
 対象  北海道全域
 定員  180名
 参加費 一般 ひとり500円 受講生・クラブ会員・賛助会員無料

歯科口腔保健法が成立 基本理念や国等の責務定める

「歯科口腔保健の推進に関する法律」が8月2日(火)、第177回国会の衆議院本会議で可決・成立した。同法は理念法であり、予算を伴うものではないが「歯科疾患の予防等による口腔の健康の保持に関する施策」(以下」、歯科口腔保健)の推進に係る基本理念を定めるとともに、国及び地方公共団体、歯科医師、国民等の責務を明らかにしている。また、国民保健の向上に寄与するべく、歯科口腔保健に関する施策の基本となる事項を定め、施策の総合的な推進を図っている。
                日歯広報 2011.8.5

=市民公開講演会= 生命をまもる口腔ケア 症例を通して考える

日時 平成23年8月27日(土) 15:00~17:30

会場 旭川市民文化会館 小ホール (旭川市7条通9丁目)
入場無料
申込・問い合わせ
 上川中部地域歯科保健推進協議会事務局
  〒070-8525 旭川市7条通10丁目
     旭川市保健所健康推進課
  電話 0166-25-6315
  FAX  0166-26-7733
  ※FAXまたは電話、郵送にてお申し込み下さい。

「無理やり」でも笑って認知症予防を

「無理やり」にでも高齢者に笑ってもらうことで笑いの回数が増え、それが認知症の予防につながる可能性がある―。阪大大学院医学系研究科公衆衛生学の大平哲也准教授は、高齢者らを対象に行った笑いと健康に関する研究に基づいてこう提言している。

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