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いびき ③ 確立した治療法 合併症も予防

重症の睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されその日から始めたのがCPAP(シーパップ)療法。枕元に置いたティッシュ箱大の装置で空気を加圧し、ホース伝いに鼻マスクから送り込む。保険が適用され月約4500円で貸してもらえる。SASは命にかかわる合併症を引き起こす。健康な人に比べ、高血圧が3倍、心疾患が2倍、脳血管障害が2倍とされ、1時間に20回以上の無呼吸がある人は8年後の生存率が63%に落ち込むという米国の調査もある。軽~中等症者は横向きで寝るだけでも効果がある。下あごを少し前に出すマウスピースも市販されている。
               毎日新聞 2011年2月17日

いびき ② 重症者は脳や血管に負担

いびきによる呼吸は、睡眠時に舌やのどの筋肉が緩み、舌根が沈み込んで気道咽頭をふさぐため、細いストローでするようなもの。専門家は「努力呼吸」と呼び、強い音は努力が激しい証拠だ。睡眠中も盛んに心臓が働き続ける上、血中の酸素飽和度が繰り返し下がるので脳や血管に負担がかかる。体形もカギになる。首やのどに脂肪がつく肥満は一大因子だが、細身でもあごが小さいと舌が収まらず気道に落ち込みやすくなる。あごの細いスリムな人が中年太りすると黄信号だ。
               毎日新聞 2011年2月16日

いびき ① 眠気のない睡眠時無呼吸症候群も

 いびきによって一時的に息が止まる睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、03年にJR山陽新幹線の運転士が居眠り運転トラブルをきっかけに注目を集めた。いびきは、舌根が沈み、気道咽頭がふさがれて起きる。その時、10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上、あるいは一晩(7時間)に30回以上でSASと診断される。熟睡感が得られず、常に眠気が抜けないイメージが一般的だが、谷川武・愛媛大医学部教授は「眠気の自覚がないSASの方がむしろ多く危険」と指摘する。06年にトラック運転手5287人を対象とした調査では、10%に中等度以上の睡眠呼吸障害を確認した。だが眠気を聞くテストでは、重症者の76%が自覚していなかったことが判明。慢性的な眠気を加齢による疲れやすさと誤解し、缶飲料たたばこで紛らわすことが多いと考えられるという。
              毎日新聞 2011年2月15日

計画停電…その時、介護施設は?

戦後初の計画停電が始まって1週間余りが経過した。病院と同様、利用者の生命と生活を支える上で、電気が欠かせないはずの介護施設では、どのようにして“輪番”を乗り切っているのだろうか。
 今回の計画停電は、朝6時20分から午後10時まで、5つのグループに分けて実施されている。どの時間帯に停電しても、3食のいずれかの準備・後片付けに影響が及ぶが、特に午後3時20分や4時50分から始まる停電は、最もメニューが多い夕食の準備と重なる時間が多く、栄養士らにとって大きな負担となる。

■140食分を階段で運ぶ

 東京都瑞穂町の老健施設「菜の花」では、「午後3時20分からの停電」が、既に2回実施された。
 3月17日にも、午後3時20分すぎ、一斉に施設内の電気が消えた。
 暗くなった厨房では、懐中電灯の明かりを頼りに、夕食の準備が進められていた。この日は「ジャガイモのふろふき」などが予定されていたが、停電によって電熱器が使用できなくなることを予測し、「ジャガイモの煮物」にメニューを変更したという。
 「そのほかでも、魚のボイル焼きは煮魚にするといったようにメニューを変更し、停電に対応しています」(管理栄養士の佐久間眞理子さん)

 工夫はメニューの変更ばかりではない。停電中の食事の準備時間を少しでも短くするため、夕食を通常より15分早い午後5時半から開始。さらに、準備を担当する栄養士も通常より1人多く配置することで、作業の効率化を図った。
 特に苦労したのは、配膳の際、エレベーターを使えないため、140食分の夕食を階段で運ばなければならない点だった。この問題を解決するため、「菜の花」では、リハビリのスタッフや生活相談員、隣接するデイサービスセンターのドライバーまでを総動員。約20人のスタッフを投入し、配膳の準備を行った。

 この日は、すべての作業をスケジュール通りに終えることができた。しかし、窓もなく昼でも薄暗い階段を、両手がふさがった状態で上る作業に、佐久間さんは不安を感じている。
 「もちろん、万一の転倒事故が発生しないよう万全は尽くしていますが…。決して安全な作業とは言えないでしょう」

■停電中の転倒事故も発生

 事実、他の施設では、計画停電中に転倒事故が発生した例もある。東京都足立区の老健施設「レーベンハウス」では、3月23日までに、利用者の転倒事故が数件発生した。幸い、いずれもかすり傷程度で済んだが、特に夜間の停電中、こうした事故が発生しやすくなるという。
 「夜間には、98人の利用者に対して5人の職員で対応しています。その上、暗く見通しが利かない廊下では、視界も狭くなる。それだけに、転倒したと分かっても、すぐに駆け寄るのは難しいのです」(葛生栄作事務部長)

■1台の機械で5、6人のたん吸引を実施

 もう一つの問題が、人工呼吸やたん吸引など、電気が必要な処置の継続だ。レーベンハウスでは、10数人の利用者がたん吸引を必要としているが、停電中も使える充電式の吸引器は2台しか用意できていない。つまり、停電中は、5、6人の患者の吸引を1台の機械でこなさなければならないのだ。特に、たんの吸引が不可欠な食事時に停電が起こった時には、難しい対応を迫られる。
 「たん吸引が必要な利用者だけで2つのグループをつくり、それぞれに数人の看護師を張り付かせ、必要になったら、どんどん吸引していくやり方で乗り切っています。それでも、食事に必要な時間は(6台の吸引器を使える)通常時の倍はかかります」(葛生事務部長)

 配膳にしても、たんの吸引にしても、電気がない分、より多くの人手が求められるのは間違いない。こうした状況に対応するため、レーベンハウスでは、計画停電の実施が発表された後、職員の勤務スケジュールを一新。停電が予定される時間帯は、隣接する病院から職員の応援を得るなどして、多めの人員を配置している。22日には東京電力が、現在ある5グループをさらに5つずつに細分化する新たな計画停電の実施方法を発表したが、葛生事務部長は「問題ない。今まで通りの人海戦術を行うだけ」と話す。
 ただ、一方で不安もあるという。
 「まだ(停電が始まって)1週間余りしか経過していないので職員も気が張っており、大きなアクシデントも起こっていないが、緊張の糸が切れた時が怖い。(停電終了のめどとされている)4月末まで、大きなアクシデントを回避できるか、正直、心配です」
( 2011年03月23日 22:34 キャリアブレイン )

こども歯みがき教室

 内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 3月29日(火) 午後1時から、午後2時30分から
 場所 健康相談室(第二庁舎3階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 10組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

歯つらつ健口セミナー・相談

内容 講話「メタボ予防にも役立つ歯周病対策」、歯や口についての個別健康相談
 日時 3月28日(月)午前10時から
 場所 問診指導室(第二庁舎3階)
 申込 健康推進課 ℡25-6315

停電で入院患者8人死亡 たん吸引装置使えず

東日本大震災の被災地、岩手県釜石市の釜石のぞみ病院で、11日の巨大地震に伴い起きた停電でたんの吸引装置が使えなくなり、70~90代の入院患者8人が肺炎などを悪化させ死亡したことが17日、分かった。

 病院によると、入院していた約140人中、半数ほどが定期的なたん吸引の必要な患者で、電動の吸引装置を使っていた。停電後、医師や看護師が手動で吸引して回ったが、8人は気管支にたんが入って誤嚥(ごえん)性肺炎を起こすなどし、16日までに死亡した。

 電気は16日に復旧したが、装置は圧力配管が損傷したため、まだ使えない。他の患者約10人も症状が悪化しており、別の病院への搬送を待っている状態という。

平成23年度 北海道子供の歯を守る会 主催 道民公開講座

フッ化物洗口で守ろう歯の健康 -8020は子供の笑顔から-

 日時:平成23年4月16日(土) 
開場14:00 開講14:30~ 終講16:15
 会場:札幌エルプラザ 3階 大講堂
    札幌市北区北8条西3丁目(札幌駅北口より徒歩5分)
 受講料:無料(当日は直接会場にお越し下さい)

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