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歯周病予防の新技術確立

ライオンは、歯周病菌の付着を抑える新技術を確立し、オーラルケア事業を加速する。食品添加物として知られるアルギン酸プロピレングリコール(APG)に、歯周病菌の歯肉に対する付着抑制効果があることを世界で初めて見い出した。従来の浸透殺菌に加え、新技術を組み合わせた製品を主力ブランドから今春に投入する。歯磨き全体ではシェア首位のライオン。だが、歯周病予防に限るとサンスターに次ぐ2番手に甘んじている。同社は、今回の革新的な技術を盛り込む大型品の投入で、歯周病分野でも首位奪取を狙う。
                 化学工業日報 2011.1.27

口腔がん 口内の傷治らぬとき要注意

口内の傷がいつまでも治らない場合、口腔がんの恐れがある。口腔がんは強い酒、喫煙とも関連し、高齢化とともに増えている。しかし、早期に発見、治療すれば治癒率は非常に高い。口腔がんは、最も多い舌がんと歯肉がんが大半を占め、他に頬粘膜がん、口底がん、口蓋部のがんなどがある。口内の傷は通常、約2週間で治る。患部に接する歯、入れ歯などによる刺激を除去しても変化がなければがんを疑う必要がある。
                   山陽新聞 2011.1.17

歯茎から血が出る

歯を磨いた時に歯茎から血が出る。この状況はかなりの確率で歯周病だと考えていい。30代から60代の約8割が歯周病にかかっているそうだ。歯周病やある程度まで痛みなどの症状がなく静かに進行しますが、放置すると歯を支える歯槽骨が溶け、歯が抜けてしまう。そうならないよう軽度のうちに治療を始めること。歯周病は早期発見早期治療が何より大事です。歯周炎に進むと、歯周ポケットと呼ばれるすき間が歯と歯茎の間にでき、歯周病菌が入り内部に炎症を起こす。この場合歯磨きの改善にプラスして歯石を取り、歯周ポケットの中のプラークを掃除する治療を行う。さらにポケットが深くなり歯のぐらつきを感じたら手術の必要も。
 歯周病の恐いところは、口の中の問題にとどまらず、プラークに含まれる多数の歯周病菌が歯周ポケットから体の中に入り血液で循環し、動脈硬化や心筋疾患をはじめとする循環器系の病気を引き起こすこと。さらに近年は口の中のガンの発生や認知症にも関係があるといわれています。歯周病は日々の正しい歯磨きでかなりコントロールできますから、努力しましょう。
                   クロワッサン 11.1月

認知症患者への歯科医療・口腔ケアセミナー

主  催:北海道歯科医師会 共  催:北海道歯科衛生士会
 開催日時:平成23年3月13日(日)10:00~12:30
 開催場所:北海道歯科医師会館(札幌市中央区北1条東9丁目)

 演題・講師:【認知症の特徴をふまえた食と口腔環境作り】
        東京歯科大学 オーラルメディシン・口腔外科学講座
        東京歯科大学 市川総合病院 
                 歯科・口腔外科 枝広 あや子先生
 対  象:道歯会員、道歯会員診療所に勤務する歯科衛生士、北海道歯科衛生士会員

口腔ケアががん治療の効果を上げる

がんの3大治療法とされる手術、抗がん剤、放射線治療は、確実に進歩している一方で、治療による副作用や合併症に苦しむ患者も多い。中でも、多くのがん医療現場で長らく適切なケアがなされて来なかったのが、口腔粘膜炎などの口腔合併症だ。ありふれた症状と軽く考えられがちだが、抗がん剤治療で40%、口腔がん、咽頭がんなど頭頸部領域の放射線治療えは100%発症する。重症化すると食事が摂れなくなり、全身状態が悪化したり、顎の骨の壊死を招いたり、感染が全身に広がって死に至る危険もある。
 高齢者や脳疾患の後遺症がある場合、麻酔中など意識の低下した状態では、嚥下力(飲み込む力)が弱くなり、誤嚥(食物や細菌を含む唾液が誤って気管に入ること)性の肺炎も起こしやすい。さらに術後は、麻酔や人工呼吸の影響で痰が増えて出しにくくなり、気管や肺に溜まると肺炎の原因となる。特に口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がんなどの頭頸部がんや食道がんのような体へのダメージの大きい手術では、高い確率で肺炎が起こる。これらのがんには喫煙や飲酒の習慣が影響している。日頃から口腔内が不衛生なことが、さらに肺炎のリスクを高めることになる。
                      テーミス 11.2月

「口腔がん」の早期発見について

高齢化社会を迎える中、現在の日本国民の死因は「脳血管障害」や「心疾患」を抜いて「がん」が第1位となりました。「がん」は体のいずれの部位にも発生しますので、口腔にも発生することがあります。口腔にできた「がん」の総称を「口腔がん」と言いますが、その発生率は1~3%程度と決して多くはないためあまり聞き慣れないかもしれません。しかし、口腔は会話をしたり食事をしたりする際の非常に重要な臓器ですので、ひとたび「がん」に侵されると、時にはこれらの機能に大きな障害を残したり、顔の審美性が損なわれることがあります。そして最悪の場合は生命の危機にまで至ります。
                  北海道経済 3月号 №507

「歯の健康と免疫力」

 歯の健康を左右する免疫力。毎日の生活を見直してパワーアップさせよう

 【免疫力チェック】
  あなたの現在の免疫力を点検してみましょう。当てはまる項目にチェックを

  □風邪を引きやすく、1度ひくと長引く
  □口内炎ができやすい
  □虫歯でもないのに、歯がうずく感じがする
  □歯茎が腫れている
  □寝ても疲れが取れない
  □慢性的に睡眠不足だ
  □仕事はデスクワーク中心
  □移動は車や電車で、ほとんど歩かない
  □食事が不規則で、あまり野菜を食べない
  □早食いで、飲み込むように食べる
  □いつも何らかのストレスを感じている
  □不満を内に溜め込みやすい

 チェックが多いほど、免疫力が落ちているサイン。特に最初の3項目にチェックが入った人は、意識的に免疫力を高める生活を実践しましょう
                      オッジ 10.9月

がん治療を口から支える口腔ケア

 がん急性期医療から終末期医療までと題して講演会があります。
講師:静岡県立静岡がんセンター  大田洋二郎 先生
日時:平成23年3月5日 18:00~20:00
場所:大雪クリスタルホール大会議室
対象:保険医療福祉関係者
参加:無料
 上川中部地域歯科保健推進協議会事務局まで連絡してください
  0166-25-6315

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