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餅を詰まらせ、5都県でお年寄りら10人死亡

1日から2日にかけて、東京、神奈川、埼玉、千葉、和歌山の5都県で、お年寄りら計10人が餅を喉に詰まらせ死亡した。
東京消防庁は「餅は小さく切ってよくかみ、高齢者や子どもの場合、家族がそばに付き添ってほしい」と呼びかけている。
同庁によると、東京都内では、2日午後8時までに24人が病院に運ばれ、このうち6人が死亡した。死亡したのは70-82歳の男性5人と95歳の男性。うち5人は自宅で雑煮を食べていた。
他の4県でも、1日午前に61-89歳の男女4人が餅を喉に詰まらせ、死亡した。
2011年1月3日 提供:読売新聞

歯周病2 菌が体内侵入 多様な病気の引き金に

歯周病が怖いのは、歯が奪われるだけではなく、体のさまざまな場所で病気などの引き金となる点だ。歯周病の原因となるプラーク(歯垢)は、歯と歯茎の間の歯周ポケットに蓄積され、歯周病菌が塊になった「バイオフィルム」という状態で存在している。こうして増えた歯周病菌が、血液や唾液などとともに侵入すると、さまざまな悪影響を及ぼす。まず気を付けたいのが、高齢者などに多い「誤嚥性肺炎」だ。唾液に含まれる歯周病菌が気道に入り、感染防御機能が落ちているため感染症を起こしてしまうのだ。
 一方、動脈硬化などによって起きる心筋梗塞にも、歯周病菌がかかわっていることが近年わかってきた。奥田名誉教授らは、動脈硬化によって詰まった心臓の周囲の冠状動脈に存在する細菌の遺伝子が、歯周病菌の遺伝子と一致することを発見し、04年に論文発表した。また妊娠中の女性にとっては、歯周病が早産や低体重児出産などのリスクともなる。96年に米国の研究者が関連性を初めて報告。その後も同様の報告が相次ぎ、07年には、歯周病菌が早産した妊婦のうち3割の人の羊水中から検出されたとの内容の論文も出ている。
                    毎日新聞 2010.11.23

歯周病の進み方 自覚症状ないまま進行

 国民の半数以上がかかっているとも言われる歯周病。自覚症状がないまま進行し、最終的に歯が抜けてしまう病気だ。だが日々の手入れで進行を遅らせることは可能。できるだけ長く歯を保つための知恵を紹介する。歯周病の原因となるのは、歯周病菌と呼ばれる細菌だが、誰もが口の中に持っており、それだけでは病気にはならない。だが、口の中に食べかすなどが残っていると、そこに細菌が集まって塊となり「プラーク(歯垢)」となる。プラークは、きちんと歯磨きをすれば取り除くことができるが、歯と歯茎の間など、磨き残しの部分があると、除々に蓄積されていく。
 プラークがたまると歯茎が炎症反応を起こして腫れるため、歯と歯茎のすき間に「歯周ポケット」が形成されていく。これが歯周病への第一歩だ。歯茎の内部で細菌から体を守ろうと白血球が集まってくる。歯磨きの時に歯茎から血が出やすくなるのはこのためだ。この状態が長く続くと、プラークがさらにたまってカルシウムやリンなどを蓄えて歯石になり、炎症反応によって歯を支えている歯根膜や歯槽骨などの歯周組織が破壊され始める。さらに進むと、歯周組織の破壊とともに歯周ポケットはさらに深くなり、歯を支えることができなくなる。こうなると末期症状で、最終的に歯が奪われてしまう。
                   毎日新聞 2010.11.22

雑煮の餅を喉に詰まらせ81歳男性が窒息死

1日午前9時40分頃、埼玉県春日部市で、無職男性(81)が自宅で食事中に雑煮の餅を喉に詰まらせた。家族の通報で駆けつけた救急隊員が餅(約5センチ四方)を喉から取り除いたが、男性は搬送先の病院で間もなく死亡した。窒息死とみられる。
春日部署の発表によると、男性は当時、妻(68)ら家族3人と朝食を食べていて、4個目の餅が喉に詰まったという。
読売新聞 1月1日(土)

口腔ケアは歯科治療と一体化

第10回理事会が12月16日(木)、歯科医師会館で開催され、多職種連携における歯科医師、歯科衛生士が行う口腔ケアに係る現時点での見解を決定した。見解では「歯科治療と一体化」した歯科医師、歯科衛生士が行う口腔ケアは、口腔に形態・機能の回復を含めた総合的な歯科医学・医療の観点から実施されることが特徴であり、こうした行為は「歯科医師及びその指示を受けた歯科衛生士が行う歯科医行為に該当する」と指摘。また、効果的に口腔ケアを提供していくためには、歯科医師、あるいは歯科医師と歯科衛生士がともに参画する必要があることを主張した。
 口腔ケアを実効あるものとして定着させていくためには、医療関係者の口腔ケアに対する理解を深め、効果的な役割分担と連携を促進していくことが「不可欠」と説いた。
                2010年(平成22年)12月25日

◇「24時間訪問ケア」を考える

在宅ケアの“切り札”として注目されるサービス。それが「24時間対応の定期巡回・随時対応サービス」だ。厚生労働省の老人保健健康増進等事業の補助金を受け、同サービスの仕組みと事業構築について検討・提案する「24時間地域巡回型訪問サービスのあり方検討会」の中間取りまとめによれば、「日中、夜間、深夜、早朝を問わず、介護サービス・看護サービスが連携を図りつつ、『短時間の
定期訪問』『随時の対応』といった手段を適宜・適切に組み合わせて、利用者に『必要なタイミング』で『必要な量と内容』のケアを一体的に提供する」システムだという。既に社会保障審議会介護保険部会の報告書「介護保険制度の見直しに関する意見」では、制度改革の目玉として創設が提言されている上、今年度の補正予算や来年度予算案でも、モデル事業の整備経費が計上されており、その本
格導入は目前に迫っていると言ってよい.

いつまでも美味しく食べるために必要なこと

昨年、肺炎で亡くなった11万2千人のうち、65歳以上の高齢者は10万8千人。大きな問題となっているのが誤嚥(ごえん)性肺炎です。食べ物が胃に行かず、肺に入るんです。物を飲み込む力が落ちてくると、だ液や口の中の汚れが肺の中に入り、体力が落ちていると肺炎になるんですね。この誤嚥性肺炎の大きな原因は「口の中の不潔」と「口の機能の低下」です。認知症のお年寄りの口腔ケアは、「口の中を綺麗にする」だけではなく、「口の機能を守り、機能が低下したら元に戻してあげる」という意識が大事です。
 高齢者は、飲み込む力が低下し、のどの筋力が落ちてきます。昨年、全国で9401人が食べ物をのどに詰まらせるなど、不慮の窒息で亡くなりました。50代からどうぞ気をつけてください。うまく飲み込めなくなったお年寄りでも、あお向けに寝て頭を上げる訓練や舌を突き出してつばを飲む訓練で、飲み込む力やのどの筋力を鍛えることができます。また、口から食べて腸を通すことは、免疫力を守ることにもなります。健康は「食べる・しゃべる・笑う」3つの健口からです。常に口を積極的に使ってください。
            2010年(平成22年)12月7日(火曜日)

寒い!

 旭川は、今日天気です。しかし、風が強くてかなり寒いです。本州特に東北は、80から100㌢の雪が積もるとかで北海道以外天候がよろしくないようです。
 今年も無事1年を終了し、一安心です。皆様もどうぞ体に気をつけご自愛ください。

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