記事一覧

楽しく飲んで二日酔い知らず!

忘年会やパーティーなど、12月はなにかとお酒を飲む機会が
増える時ですね。昔から「酒は飲んでも飲まれるな」と言います。
そこで健康的にお酒を楽しむためのポイントをご紹介しましょう。

 お酒を飲んだ時の酔いの状態は、軽い方から「爽快期」「ほろ
酔い期」「酩酊初期」「酩酊期」「泥酔期」「昏睡期」となります。

 爽快期がビール大びん1本くらいのアルコールを飲んだ時の
状態で、顔がほんのり赤くなり、陽気になる程度。ビール2本に
なるとほろ酔い期で、手の動きが活発になったり体温が上がっ
たり、脈が速くなります。

抑制がとれるのもこの時。ビール3~6本の酩酊状態になると、
大声でがなりたてたり気が大きくなったりするほか、千鳥足に
なり、吐き気や嘔吐がおきます。ビール7~10本になると泥酔
状態。意識がはっきりせず、支離滅裂なことを言い、まともに
立てなくなります。日本書記に出てくるヤマタノオロチはこの
状態で、スサノオにやっつけられてしまいました。昏睡期にな
るとゆさぶっても起きず、生命の危機すらある状態です。

快活になって酒席も盛り上がり、お酒や料理の味も楽しめる
という、お酒のプラス効果が高いのはほろ酔い程度だとされ
ています。

 さらに「空腹で飲まない」「適量を守る」「水と一緒に飲む」を
意識すれば、悪酔いの予防にもなります。それでも二日酔い
になってしまったら?ゆっくり身体を休めましょう。お酒の飲み
すぎが原因なので特効薬はありません。ましてや迎え酒が効
くなどということはまったくないそうなのであしからず。

 そして、健康のためにぜひ休肝日をもうけてください。肝臓
はアルコール処理工場。2合の日本酒を肝臓で分解するのに
必要な時間は約6時間と言われています。もちろん眠っている
間も肝臓は休まず稼動しています。

 ほどよいお酒はコミュニケーションを豊かにし、ストレス発散
にも一役買ってくれます。皆さんが飲むお酒が楽しいお酒であ
りますように。乾杯♪

※参考:社団法人アルコール健康医学協会 http://www.arukenkyo.or.jp
キリンビール http://www.kirin.co.jp
サントリーホールディングス株式会社 http://www.suntory.co.jp
日本酒造組合中央会 http://www.japansake.or.jp/index.html
「酒の文化誌/吉澤 淑著」(丸善ライブラリー) 

「噛む」ブーム到来か 菓子・食品メーカーが着目 ② 

ロッテ商事戦略統轄部の米山智氏は食と健康の最近の流れについて、「人間が本来的に持つ力や体の機能を利用した健康法が注目されている。また、サプリメントで補給するのではなく、日常の食品を通じて摂取するという動きが顕著になっている。サントリーの黒鳥龍茶やハウスのウコンの力のように、あらかじめ予防的な意味合いで利用・摂取するものがヒットしている」と分析する。
 さらに、ガムを食べる際に必要となる「人間本来の機能である噛むことの効用として、脳が活性化することや集中力やリラックス効果など予防的な側面に注目が集まっている」と説明する。
 キシリトールの登場によって歯を丈夫で健康に保つなど新しい価値がガムに付加され、市場が大きく伸長した。さらに、ボトルガムによって室内・室外と場所や時間を問わずガムを楽しむ環境が整い、市場はさらに拡大した。米山氏は「エクササイズ・キシリトール」を展開することで、従来からの”噛む”効用にプラスして”噛む小顔ブーム”のような新しい価値が付加されることで、市場の活性化につながればと考えている。
         日本食糧新聞 2009.10.30

「噛む」ブーム到来か 菓子・食品メーカーが着目 ① 脳の活性化と美容効果にも脚光

「噛む」ことの重要性に着目する菓子・食品メーカーが増えてきた。食の欧米化などの影響で日本人の食事時の咀嚼回数が減少の一途だが、噛むことによる脳の活性化、口腔内への好影響など従来から知られる効果を再度訴求する動きが広がっている。
 さらに、ぶんか社からは「ガム小顔ダイエット」という新しいダイエット本まで出版されるなど。”噛む”ことに”美容”という新しい価値を付加した取組みが始まっている。
         日本食糧新聞 2009.10.28

お口の機能 鍛えて元気に

「口が乾いてパンが食べづらい」「食事中むせることが増えた」。こんな症状あったら、口の機能が衰えている可能性がある。かんだり、のみ込んだりする力が低下すると口から食事がしづらくなり、心身の健康を保ちにくくなる。楽しみながらお口の機能を鍛えたい。
 改善プログラムを60歳~90歳代の介護の必要がない高齢者74人が2か月間続けたところ、「固い物が食べにくい」と答える人が減ったほか、唾液の分泌が増えたり、舌から見つかる菌の数が減ったりした。
 プログラム開発にかかわった日本歯科大学客員教授の岩久正明さん(新潟大名誉教授)は、「おいしく食べ、楽しく話す日常生活の基本を支えるのが口の機能。できるところから改善に向けて取り組みましょう」と話す。
         読売新聞 2009.10.30

フッ化物洗口 虫歯予防に効果

虫歯予防のためフッ化物洗口を小学生の時に実施していた中学生は、していなかった中学生に比べ虫歯が少ないことが、県保健福祉部の調査でわかった。フッ化物洗口は、比較的安い費用で手軽にできる虫歯予防法で、県や国などが普及を図っている。今回の調査結果について同部は「フッ化物洗口による虫歯予防の効果が認められると考えられる結果」と話している。
         下野新聞 2009.10.19

虫歯のメカニズム 唾液分密量も関係 

通常、口の中にある食べかすを取り除くには、歯ブラシを使う方法がありますが唾液も重要です。自浄作用といって、唾液によりある程度の食べかすは流れていきます。唾液はPH7(中性)で食べ物を食べると酸性に傾き、PH5.4になると歯の表面が溶け出すといわれています。そして、時間と共に再び中性に戻り、口の中の環境を整えようとしています。
 唾液の分泌量や質により虫歯になりやすい場合もあります。鼻疾患があり口呼吸の場合は、口が常に開いていて口の中、特に前歯が乾きやすく虫歯の原因菌が繁殖しやすくなります。また、高齢者の方も唾液の分泌量が減少するといわれています。医院によっては唾液の分泌量を測定することができるので、相談してもよいと思います。
         福島民報 2009.10.19

 「この顔、本当におとうさんなんですか?」 

急性期病院のICUにお勤めの看護師Fさんにお話を伺いました。ご家族の意外な言葉に、入れ歯の大切さをあらためて感じたというお話です。

その日、救急車で搬送されてきたのは60歳前後の男性Tさん。心筋梗塞で、
搬送されてくる間に意識を失い心臓停止状態だったそうです。救急車を降りてか
らICUに運ばれる間も、ご家族の目の前で心臓マッサージが続いたといいます。
緊迫するICU。数分間マッサージを続けると、停止していた心臓がやっと動き
始め、スタッフは胸をなでおろしました。
「もう大丈夫ですよ。中へどうぞ」
 Fさんが声をかけると、ICUの前で立ち尽くしていた奥さんと娘さんのこわ
ばった表情が一気にゆるみます。くいいるようにTさんを見つめるお二人。その
とき、思いがけない言葉を奥さんがつぶやきました。

「……この顔、本当におとうさんなんですか?」

 意外な言葉に驚いたFさんは、なぜそんなことを聞くのか奥さんに尋ねてみま
した。すると、困った口調でこう答えたのです。
「入れ歯をはめていないと別人のようだわ。入れ歯を入れてもらうことはできま
すか? こんな顔を見たら孫が大泣きしてしまいます……」

 確かに、蘇生のときに入れ歯をはずしたTさんの顔は、口元に張りがなく、年
齢より10歳以上は老けて見えました。でも、生きるか死ぬかというときに何を
いい出すのだろうと、Fさんは思ったそうです。
 けれども、奥さんの真剣な顔を見てハッとしました。こんな状況だからこそ、
いつもと同じおとうさんであって欲しいと願うのかもしれない。そう思い直した
といいます。

 命に関わる治療が優先で、入れ歯など二の次だと思うのは医療者の発想ではな
いか。それ以来、Fさんは主治医や歯科スタッフと相談して、できる限り早い時
期から、入れ歯を入れるようにしているとのこと。それは患者さんの食べる機能
の維持に必要なのはもちろん、ご家族の安心のためにも大切だとFさんはいいま
す。

冬将軍到来!

 本日旭川の気温ー8℃と引き締まる思いでした。ようやく冬到来といった感じです。その思いにひたっていると旭川から50㌔北部の幌加内では、-20℃と異常な寒さです。むかし、友達の家に宿泊したころ夜更けにコーラ(ガラス瓶)が凍って割れた記憶が蘇りました。朝帰宅するとき目の周りが凍ってまばたきしにくくなったことを思い出されます。

過去ログ