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新型インフルエンザに係る北海道の対応の改定について

北海道においては、道立保健所管内での対応が8月10日より変更
され、医療機関受診の前に道庁や保健所に電話を頂く必要がなく
なりました。
また、学校における集団感染発生時の取り扱いも変更になりました。
各郡市区歯会におかれましては、「道民の皆様へ」ポスターおよび
第11回北海道新型インフルエンザ対策本部幹事会報告書に準じて、
適切に対応して頂きますようお願い申し上げます。
なお、院内における感染予防に関しては、道歯会通信9月号に同封
した「道歯会員における新型インフルエンザ対応指針」をご参照く
ださい。

「道民の皆様へ」ポスター
http://www.doushikai.net/bukai/data/00290.dl1_file.pdf

第11回北海道新型インフルエンザ対策本部幹事会報告書.
http://www.doushikai.net/bukai/data/00290.dl2_file.pdf

道歯会員における新型インフルエンザ対応指針
http://www.doushikai.net/bukai/data/00296.dl1_file.pdf

かめる人は長寿で健康

きちんとかめる人は長生きで活発な老後を送っている。県歯科医師会(箱崎守男会長)が18日発表した、同じ人の80歳時と90歳時の歯の状態などの調査結果から、このような傾向が明らかになった。世界的にも珍しい長寿国日本ならではの調査で、歯の健康と長生きの関係が裏付けられたといえそうだ。
 ▽80歳時点で、歯が多数あるなど口の中の状況が良い人は90歳でも運動機能が高い▽80歳時点で自分の歯がある人は、90歳で新聞を読むなど知的能動性が高い▽90歳時点で入れ歯を使用している人は、使用していない人と比べ、友人がいる、趣味が豊富など生活充実度が高いことが明らかになった。
         岩手日報 2009.9.19

遅くなる離乳期 栄養・虫歯に注意

 1歳半で母乳を飲んでいる子どもが以前より増えたと実感しているが、子どもの虫歯などが気になる事例もあると話す。「3歳までは母乳」と決めて、歯磨きや栄養に気を付ける家庭がある一方で、「やめたいが子どもが欲しがる」「どのようにやめたらよいかわからない」と答える親も少なくないという。
 子どもがくずると、時間に関係なく母乳やお菓子を与える習慣も目立つ。こうしたケースでは「虫歯を予防し、きちんと食事をとるためにも、だらだら食べをしないこと」「のどの渇きには母乳でなく水やお茶を飲ませて」と説明し、小児歯科を紹介している。食後の歯磨きが不十分だと、夜の母乳で前歯の裏に虫歯ができることがある。
         毎日新聞 2009.9.13   

歯に装着するジュエリー

グリルは歯の上に装着するジュエリーのこと。ヒップホップファッションの一つとして80年代の米国で生まれ、最近10年で人気が拡大したとされる。グリルにはオーダーメードとシリコン付きの既製品がある。本人しか着けられないオリジナル性に価値が見い出され、装着感も異なるため、オーダーメードが主流だ。
 最初の注文の際に店側がキットを用意して歯型を取る。かかりつけの歯科で取った歯型を持参することもできる。
         繊研新聞 2009.9.11

いい歯の日

11月8日は「いい歯の日」。毎日歯を磨いてはいても、その磨き方まで注意している方は少ないのでは?せっかくの食事も、歯が健康でないとおいしさが半減してしまいます。歯の健康は全身の健康にもつながる大切なもの。面倒になってついつい適当に磨いていると、歯垢はたまっていくばかり。もう一度鏡に向かって自分の歯と歯ぐきをチェックしてみましょう。

講演

地域交友大会
 日時:11月8日
 場所:桜岡ふれあいの家
 内容:歯と健康
 講師:やぶしたフラワー歯科医院
     薮下 吉典

マスク 顔にぴったりと どうする?新型インフル

インフルエンザウイルスの大きさは0.1マイクロ・メートル(1万分の1ミリ)ほど。通常は、患者がせきなどをした際の飛まつ(唾液などの細かく飛び散る水)に入って、周囲の人の口や鼻に侵入する。
 飛まつの大きさは5マイクロ・メートルほど。同社のかぜ用のマスクは、直径3マイクロ・メートルの粒子を95%以上通さない細かい目のフィルターを使っているので、飛まつの侵入を抑制できるという。他社にも同様のタイプがある。
 だが、こうしたマスクでも顔とマスクの透き間から飛まつが入る可能性があり、効果は限定的だ。
 厚生労働省の新型インフルエンザ対策会議では、マスクについては、感染した人が周囲にうつさないために着用することを第一に勧める。
 予防法として厚生労働省では①手洗いやうがいを日常的に行う②感染者の2メートル以内に近づかない③人込みや繁華街への不要不急の外出を控える④十分な休養やバランスの良い栄養をとり、体力や抵抗力を高めて感染しにくい状態を保つなどをあげる。
         読売新聞 2009.9.5

患者さんがミトンをはずせた理由とは?

長期入院していたサトさんの口腔ケアを担当していたTさん。サトさんは経鼻
経管で栄養を摂っていた患者さんです。管を嫌がっていつも抜いてしまうので、
抑制のためにミトンをつけていました。

 そんなサトさんの所へ、ご家族がそろってお見舞いに来られた時のことです。
ミトンをつけ、鼻から管を入れられているおばあちゃんを見たお孫さんは、顔を
こわばらせてサッとお父さんの影に隠れてしまったとか。サトさんがお孫さんを
かわいがっていたことを知っていたTさんは、「寂しいだろうな……」と思った
といいます。

 ある日、口腔ケア中にサトさんが唾液をゴクンと飲み込んだ気がしたTさん。
「あれ、もしかして飲み込めるのかな!」。ふとそんな考えがよぎったものの、
確信が持てずそのままになっていました。

 病棟に“嚥下チーム”ができたのは、ちょうどその頃です。Tさんは、チーム
ミーティングで、気になっていたサトさんのことを話してみました。意見を出し
合い、チームのSTを中心に嚥下評価をすることに。みんなの結論は、「口から
食べられる」でした。その報告を受けた主治医は、サトさんの管を抜くことに決
めたのです。

 経口摂取が可能になったことで、グンと回復のスピードがアップしたサトさん。
長い入院生活を終える日、迎えに来たのは息子さんご夫婦とお孫さんでした。

 お父さんの後ろに隠れるようにして病室へ入ってきたお孫さん。恐る恐るお父
さんの膝の影から顔を出しました。元気になったおばあちゃんを見て、顔の表情
を和らげます。サトさんは、にっこりしてお孫さんの手を握りました。

 Tさんは、その時のことを振り返ってこういいます。
「チームができて、相談しやすくなったんです。もし、一人で口腔ケアをしてい
たら……。サトさんは今もミトンをはずせず、経管のまま口から食べられずにい
たかもしれません」

 多職種で連携し、みんなでケアできたことがサトさんの退院を早めたのです。
Tさんの話を聞いて、チームができたことで病棟全体の力が確実にアップしてい
るのを感じました。チーム医療の可能性は、今まで考えてきた以上に大きい。
「これからの広がりが楽しみです」と話すTさんの表情が、とても生き生きして
いました。

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