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「歯磨きイヤ」焦らず解消

自分で歯ブラシが使えない乳幼児の歯磨き。泣いて嫌がる子どもに困り果てる親も多い。専門家は「歯磨きが日常の一こまとして受け入れられるよう工夫して」と助言する。
 親が楽しげに歯磨きする姿を見せ、「嫌なことではない」と教えることが効果的だ。その上で子どもに歯ブラシを渡すなどして、除々に興味を引くことが習慣づけの第一歩となる。  
 前歯しか生えていない場合、数秒で磨ける。20本の乳歯全部が生えそろっても、慣れれば2分ほどできれいになるという。逆に、強く磨きすぎると、子どもの口中の粘膜を傷めてしまうこともある。
         読売新聞 2009.8.28

「呑気症」

「呑気症」はのみ込んだ空気が胃腸にたまり、げっぷやおならが増えるのが特徴だが、原因がはっきりせず、有効な治療法がなかった。
 意外ばようだが、消化管内のガスの6~7割はのみ込んだ空気で、食物から発生するガスは1割しかない。では、いつ空気をのみこむのか。小野さんによると、人はだ液を飲む時に、3~5CCの空気を同時にのみ込む。「それ自体は異常ではないが、頻度が増えると病気になる」と話す。
         読売新聞 2009.8.27

インフル患者が10代前半で急増-感染研

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インフルエンザ患者報告数に占める10歳代前半の患者の割合が急増していることが、国立感染症研究所感染症情報センターの調査で分かった。患者のほとんどが新型インフルエンザに感染しているとみられるという。
 同センターでは、今年の第28-38週(7月6日―9月20日)に全国の定点医療機関から報告があったインフルエンザ患者の年齢群を調査。その結果、10-14歳の患者の割合が28.0%で最も大きく、5-9歳(23.7%)、15-19歳(16.0%)、0-4歳(11.2%)、20-29歳(9.5%)と続いた。
 特に10-14歳の年齢群では、第28-35週(7月6-8月30日)の19.8%から8.2ポイント増加=グラフ=。第38週(9月14-20日)の患者数だけを見ると、10-14歳の割合は全体の4割を占めている。

 同センターの安井良則主任研究官は、第38週の状況について、「患者発生の中心は10歳代前半を中心とした5-19歳の年齢層」と指摘。夏休みが終わり、学校や幼稚園、保育施設などで流行が広がっていると分析している。

 地域ごとの状況では、大都市圏を中心に報告数の増加が目立っている。同センターでは、定点以外を含む全国の医療機関を1週間に受診した患者数を約27万人と推計している。

中川元財務・金融相、自宅で急死

4日午前8時半ごろ、自宅の2階ベッドでうつぶせに倒れている中川氏を妻が見つけて119番通報した。救急隊が到着したときにはすでに死亡しており、病院には搬送されなかった。目立った外傷はなく、警視庁は死因などを調べている。

 中川氏は昭和58年に初当選して以来、衆院議員を8期務め、農水相、経産相、自民党政調会長などを歴任。今年8月の衆院選で落選した。

 中川氏は、ローマで開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後の“もうろう会見”の責任を取って辞任。選挙戦も謝罪をしながらの苦しい戦いを強いられ、最後まで有権者の信頼を取り戻すことはできなかった。
10月4日10時11分配信 産経新聞

歯の色を再現した患者の数 600人 人生を変える仕事。妥協できない 歯科技工士

40代の女性患者は何を聞いても、うつむいたままだった。聞き取れないほどの小声で話すだけ。神経を抜いた前歯は茶色の変色していた。
 どんな義歯にしたいのか、いつものようには会話からうまく探れず、陶製の差し歯を健康な隣の歯を参考に作った。歯の上部と下部で白の濃淡が異なる特徴も再現した。
 治療が終わって1週間。差し歯の具合の確認に来た女性はまるで別人だった。はつらつと前を向き「やっと私の歯が戻ってきました。ありがとう」と何度も繰り返した。08年夏、忘れ得ぬ思い出だ。
         朝日新聞 2009.8.24

積極的な保健指導で体重・血圧減、ただし“指導抵抗性”も2割

2008年から始まった特定健診(特定健康診査、いわゆるメタボ健診)では、判明したリスクに応じて保健指導を義務付けているが、指導回数と効果を日本人で検証したエビデンスがない。この点に着目した東北労災病院勤労者予防センターの宗像正徳氏らは、全国9カ所の労災病院による共同研究で、指導回数と効果について検証、10月1日から3日まで滋賀県大津市で開催されている第32回日本高血圧学会総会で報告した。

 対象は、健康診断や人間ドック、内科外来の受診者で、メタボリックシンドロームと診断された人のうち、薬物治療を受けていない107人。1回の保健指導を受ける群と2カ月おきに3回の保健指導を受ける群に分け、6カ月後の体重、腹囲、血圧、血液データを比較した。

開始時のデータでは両群に有意差は認められなかった。平均年齢は50歳、男性が7~8割、BMIは27前後、血圧は正常高値、肝機能障害があり、耐糖能異常――など、「よく診るメタボの患者」(宗像氏)だった。両群から7人が脱落。1回指導群50人、3回指導群45人を最終解析対象者とした。

 結果は、1回指導群で体重が約3%減(-2.5±3.3kg)だったのに対し、3回指導群では5%(-4.1±6.2kg)減少した(p=0.08)。腹囲は同-1.8±4.4cm、-4.7±7.1cmと、3回指導群で有意に減少した(p<0.01)。肝機能、脂質、血糖については両群で改善が見られたが、血圧(収縮期血圧)は、1回指導群では低下がみられず(-1.7±12.8mmHg)、3回指導群のみ-4.8±14.6mgで有意に低下していた(p<0.05)。

「有意な降圧を得るには体重を5%以上減らす必要がある」と宗像氏。体重減とそれに伴う内臓脂肪の減少により、まずは代謝が盛んな肝臓の機能が改善し、次いで脂質異常や血糖値、最後に血圧が改善すると、同氏は考察する。今回の発表にはなかったが、体重や腹囲の減少と血圧低下は有意に相関したという。

 なお、指導により、1回指導群の20%、3回指導群の35.6%は体重が5%以上、減少していたが、両群とも対象者の2割程度は体重が変わらないか増加していた。これについて宗像氏は「ストレスや、転勤などによる環境の変化などがあり、指導しても変化がない“指導抵抗性”の人は一定の割合で存在する」と語った。

入れ歯安定剤で神経障害

入れ歯使用者の増加とともに、入れ歯のぐらつきを抑える安定剤の使用も広がっているが、長期の過剰な使用による神経障害と考えられる症例が、米国で報告されている。
 小松義明広報部長は「普通に使えば心配ないが、利用者は高齢者が多いので家族にも気を配ってほしい」と言う。米国での報告に対応し、添付文書に新たな注意書きを加える方針だ。
 グラクソ・スミスクライン社の推計では、国内の入れ歯使用者は約2820万人。うち十数%が安定剤を使っているとされるが、こまめに入れ歯の調整をしていれば、通常、安定剤は必要ないものであることを忘れないようにしたい。
         読売新聞 2009.8.16

咀嚼ブーム到来か! ガム噛むエクササイズに注目

咀嚼(噛むこと)に着目した食品や美容グッズの売れ行きが好調で、脳活性の次には咀嚼ブームの到来が予想されている。
 表情筋トレーナーで歯科衛生士の内田佳代氏は、「表情筋が衰えると結果としてその部位にシワができてしまう。頬のたるみ・二重あご・首筋のシワなど、表情筋を鍛えることで弾力やハリを回復し、若々しい素肌を取り戻すことが可能になる。そのような中、いろいろな美容方法に対してチャレンジ意欲が高まっているが現実的には、なかなか続かないのではないか」と指摘する。
 そこで今回、手頃な価格で購入できるガムを使い、いつでもどこでも簡単に続けられるガム小顔ダイエット(ガム噛むエクササイズ)を考案したという。
         食品産業新聞 2009.8.10

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