記事一覧

幼児の歯磨き 相次ぐ事故歩き回り転倒 歯ブラシでけが 楽しく習慣に 退屈防いで

子供が歯磨き中に転倒し、歯ブラシでけがをする事故が相次いでいる。親が目を離したすきに、退屈して歩き回ったりするためだ。歯磨きの習慣をしっかり身につけさせることが、事故防止につながる。
 短時間で効率的に磨く工夫も必要だ。そのためには「子供が歯磨きを嫌う原因を取り除いてみては」と茂木さん。
 例えば①1回で磨く時間を短くし、回数を増やす②赤ちゃんのころから歯ブラシを加えさせ、慣れさせる③親が歌を歌ってリズムをつける などが効果的という。
 歯磨き粉を使いすぎるのも要注意。唾液がたまって息苦しいので、嫌がる原因にもなる。虫歯になりやすい部分を集中的に磨くことは、時間短縮にもつながる。チェックポイントは、乳歯が生え始めた時期は上の前歯。生えそろったら、奥歯の表面や歯と歯のすき間だ。
         毎日新聞 2009.7.22

歯つらつ健口セミナー・健口相談

内容:保健所歯科医師による講話
    口臭の原因と予防、入れ歯のお手入れ
日時:9月28日午後1時30分
場所:保健所問診指導室
申込:健康推進課 25-6315

歯周病の新治療器開発へ 東北大とリコー光学など提携

東北大と精密機器製造のリコー光学(花巻市)などが提携し、新しい殺菌技術を応用して歯周病などの口腔感染症を治療する機器の研究開発プロジェクトが始動する。活性酸素と可視光レーザーを照射し、殺菌力がより強い「フリーラジカル」と呼ばれる物質を生成、病原性殺菌を死滅させる。実用化されると、従来の器具では届かない部位の治療も可能になり、患者の負担軽減も期待される。
         河北新報 2009.7.20

認知症の人への接し方とは

高齢社会をよくする女性の会(樋口恵子理事長)は9月7日、東京都内で認知症に関する講演会を開いた。この中で、認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長の長谷川和夫氏が「認知症の理解と地域づくり」と題して講演し、認知症の人への接し方として、目を見て話し掛けることや、聞く姿勢を持つことを第一に考えたかかわり方が重要と述べた。

 認知症の予防について長谷川氏は、メタボリックシンドロームが脳血管性認知症の原因になることや、アルツハイマー型認知症の発症を早める可能性があることなどを指摘。食生活など生活習慣を改善し、高血圧や肥満などの危険因子を取り除くことが重要と強調した。

 認知症の人への接し方については、「人間は言葉のやりとりを補うために目を見る」ことから、目を見て話し掛けることが重要と述べた。
 また、患者の気分や感情を大切にすることが求められると指摘。患者が入浴を拒んだ場合に、決められた入浴時間があるとして無理やり入浴させるなど、理屈だけでケアをするのではなく、別の機会にするといった患者に配慮したケアが必要になると述べた。
 さらに、長谷川氏がアルツハイマー型認知症の患者を診療した際、患者が言いたいことを言うまで待つという姿勢を実践したところ、患者や家族が満足する診療が可能になったという事例を紹介。その上で、聞くということは同時に待つということが必要になるが、これがよりよいケアをする際に重要になると指摘した。
更新:2009/09/08 14:51   キャリアブレイン

「食品表示等に関する意識調査」 内閣府

内閣府が発表しました「食品表示等に関する意識調査」によりますと、現在
の食品表示について「信頼できると思う」とした人は43.8%、「信頼できない
と思う」とした人は28.0%でした。

 また、賞味期限は「おいしく食べられる」期限、消費期限は「過ぎたら食べ
ない方がよい」期限と区別されていますが、こうした違いについて「以前から
知っている」人は86.4%で、「最近知った」の8.7%と合計で95.1%が認識して
いました。
 また、賞味期限切れの食品を「食べずに捨てる」は4.6%、消費期限切れを
「気にせず食べる」は3.2%にとどまっています。

 なお、消費者が食品選択をする際の基準について、生鮮食品では、多い順に
「新鮮さ」81.4%、「安全性」61.5%、「価格」58.2%となっています。。
 一方加工食品では、多い順に「安全性」76.8%、「価格」54.0%、「生産地」
50.9%となっています。
 この調査は、平成21年3月に国民生活モニター2,000人を対象に実施したもの
で、回収率は、90.4%でした。

「その疲れ、実は慢性疲労症候群?」

昨日、近くの公園で、ススキの群落の上を赤とんぼが飛び交っていました。赤
とんぼは山の気温が10度を下回る頃、ふもとに下りてくるそうですから、今年は
秋の訪れが早い気がします。

 夏の疲れが出てくるこの時期、「ゆっくり休んでいるのに疲れがとれない」、
「疲れやすい」、「あの風邪をひいてから、どうも調子が悪い」という方はい
らっしゃいませんか?

 生理的な疲れがほとんどだと思いますが、慢性疲労症候群(CFS)が隠れている
場合もありますから、要チェック! CFSというのは1988年に米国で提唱された比
較的新しい疾患概念で、慢性的な疲労感と不定愁訴が主な症状です。
コラムニスト 鈴木 百合子

☆ 続きはこちらからご覧いただけます。
http://www.gcdental.co.jp/column/vol168.html?utm_id=090909

喫煙で年600万人死亡    米がん学会が報告書

喫煙が原因と考えられるがんや心臓病などによって死亡する人は、
世界で年間約600万人に達し、その数はさらに増える見通しである
との報告書を米がん学会などが25日まとめた。
 報告書によると、喫煙はがんや心臓病、呼吸器疾患などさまざまな
病気の原因となり、喫煙する人はしない人に比べて平均で15年早く
死亡する。たばこを吸わない人も受動喫煙によって、毎年20万人が
死亡しているとした。
 米国や日本など先進国の喫煙率は減少しているが、中国を中心に
発展途上国の喫煙人口は年々増加。試算では、2010年に喫煙が
原因で死亡する人は、年間死者数の約10分の1に当たる約600万人
となり、医療費や若い労働者が喫煙で死ぬことなどに伴う経済損失
は約5000億ドル(約47兆円)に達する。

広がり始めた嚥下内視鏡,在宅や一般外来でも嚥下障害に対応

ファイル 1221-1.bmp

誤嚥性肺炎の原因となる嚥下障害の診療は、これまで一部の医療機関に限られていた。最近、持ち運びも可能な鼻咽喉内視鏡によって、在宅やベッドサイドで嚥下機能を評価する取り組みが広がり始めた。
「個人的な取り組みには限界があるので、システム化に取り組んだ」と語る柴耳鼻咽喉科の柴裕子氏。
 在宅医療の現場で、嚥下障害の診療に先進的に取り組んでいるのが神戸市医師会だ。

 2008年1月、医師会員を対象にした嚥下障害の相談窓口を開設。誤嚥が疑われる場合や、胃瘻造設後に再び口から食べたいという患者がいる場合に、主治医が医師会の相談窓口を介して、耳鼻咽喉科医に診療依頼をするシステムだ(図1)。

 窓口開設に当たって中心的役割を果たした柴耳鼻咽喉科(神戸市灘区)院長の柴裕子氏は、「以前から在宅ケア患者に対する嚥下障害の診療を行っていた。しかし、個人的な対応では限界があるため、嚥下障害の診療が普及することを目指して、システムを作った」と話す。

 神戸市では、現在、市内で開業している3人の耳鼻咽喉科医が、主治医からの依頼に応じて、鼻咽喉内視鏡を用いた嚥下機能評価を患者宅に出向いて行っている。

 「連携体制を構築できたので、今後は、相談窓口の認知度向上や、参加する耳鼻咽喉科医の数を増やしていきたい」と柴氏は意欲的だ。
日経メディカル2009年9月号「トレンドビュー」(転載)

過去ログ