東根市の北村山効率病院は、北村地区歯科医師会の協力を受けて週1回訪問歯科診療日を設けている。歯の健康は患者の回復を左右する大事な要素。病床で抜歯や入れ歯の調整、口腔ケアなどが受けられる訪問歯科は入院患者たちにも好評だ。
山形新聞 2009.2.10
東根市の北村山効率病院は、北村地区歯科医師会の協力を受けて週1回訪問歯科診療日を設けている。歯の健康は患者の回復を左右する大事な要素。病床で抜歯や入れ歯の調整、口腔ケアなどが受けられる訪問歯科は入院患者たちにも好評だ。
山形新聞 2009.2.10
いびきや荒い寝息といった睡眠時無呼吸症候群の症状を持つ小学生が、25,5%と約4分の一にも上ることが、日本学校保健会の調査で明らかになった。睡眠の質を下げる同症候群は、正常な睡眠が妨げられ、ホルモンの分泌が少なくない、成長や疲労回復がきちんとされない。また、子どものイライラや集中力低下などにもつながる。詳しいデータや対策は日本学校保健会のHPで公開している。
日刊工業新聞 2009.2.19
歯科口腔内エックス線撮影装置に使うイメージセンサーを従来のCCDセンサーの1/10の消費電力に抑えられた。信号転送回路やアンプを集積、アナログ信号をデジタル信号に変える変換器などもワンチップに収めることにより小型で高機能に仕上げた。
日経産業新聞 2009.2.17
広島大学発バイオベンチャーは、あごの骨の骨髄液に含まれる幹細胞を使い、重度な歯周病で破壊された歯周組織を再生する医療技術の開発にメドをつけた。
従来骨髄液は大量の採取が可能で幹細胞も多く含まれる腰骨から採取している。血液内科の医師が1ヶ所あたり5cc程度を3箇所から採血さていた。あごの骨は腰骨より大きな血管が周辺に少なく、血管を傷つけるリスクが減る。2,3年後をメドに病院で活用できるようにする。
日経産業新聞 2009.2.12
歯周病の病原菌が作り出す酪酸が、潜伏しているエイズウイルス(HIV)を活性化させエイズを発症させる恐れがあることを、日本大学落合教授(口腔細菌学)らが突き止めた。HIVの感染に気づいていない人が、歯周病をきっかけに発症する恐れがある。今後はマウス実験や疫学調査異で実態を解明したい。また国立感染症研究所の泉福氏は、最近、歯周病が糖尿病や心臓疾患に関わっていることが報告されている。今回の結果は歯周病がHIVなどのウィルス感染症にも影響をおよぼすことを示している。口の中を清潔に保つことの大切さが、再認識されるきっかけになるだろうと言っている。
毎日新聞 2009.2.11
口腔内のエイジング(加齢)とは、歯周病、口臭、味覚障害、唾液が減少していく口腔乾燥などがある。口腔乾燥は、口の筋力の低下や薬の副作用、更年期障害、ストレスなど環境要因がほとんどだ。また、シェーグレン症候群といった自己免疫疾患が原因の場合もある。口の機能を保つためには、
①舌を動かす。しゃべるため、楽しんで食べるために舌を鍛える。
②唾液を分泌させる。潤いは若さのバロメーター、リラックスして唾液を出す。
③何をどう食べるか考える。人生最後の日まで美味しいものを味わう。
アディクタムオペラ 09’.2月
1年ほど前、Nさんが所属する病棟で決まった看護テーマです。「まずは口から」
ということになり、口腔ケアが強化されることになりました。
当時、学会発表で聞いた口腔ケアの話に、感動したばかりだったNさん。自ら
先頭に立って、口腔ケアの導入に取り組み始めたのです。
「経管中の患者さんの口腔清掃法は?」「ひどい口腔乾燥への対応はどうすれ
ばいい?」
同僚の看護師たちと話し合ってみると、みんな同じような悩みを抱えていまし
た。
さっそく看護手順を作り、勉強会を開いて手技や知識を統一。また、口腔ケア
の専用ワゴンを設けて、手順マニュアルからケア用品まで一式を備え付けました。
こうして新人からベテランまで、いつでも同じケアが可能になっていったのです。
口腔ケアの成果は、徐々にあらわれました。みんなが悩んでいた、口腔乾燥に
より口蓋にこびりついた痰の除去や、舌苔ケアによる口臭の軽減、また患者さん
の明るい表情、目の輝き。お見舞いに来られたご家族にも、笑顔がふえました。
「口がきれいになって心地いいという体験を何度もすると、患者さんが変わっ
てくるんです」。
Nさんは口腔ケアにより得られるメリットのなかでも、この点に注目。
「以前はなかなかケアさせてくれなかった患者さんが、自分から口を開けてく
れるようになったんです。心地よい体験がスタッフへの信頼感へつながっていく、
これは口腔ケア以外の治療やケアにもよい影響を与えます」
口腔ケアにより変わっていく患者さんの様子を、楽しそうにお話されるNさん。
“きれい”にする口腔ケアが定着してきた今、次の目標をお聞きしてみました。
「ひと口でもふた口でもいいから、口からおいしく食べていただきたい!」
間髪入れず、きっぱりと答えたNさん。摂食・嚥下機能向上に向けての新しい
計画が、すでに頭の中にはたくさん詰まっているようでした。
砂糖に比べむし歯予防効果が高い甘味料キシリトールを使ったチョコレート作りを行った。最初にキシリトールについて説明。虫歯の原因となる酸を作り出さない特徴を挙げる一方で、歯磨きをしなければむし歯になることを強調し、日頃の歯磨きの重要性を訴えた。その後、参加者は牛乳と生クリームにキシリトールを溶かし、カカオと混ぜ合わせてチョコ作りに挑戦した。
西日本新聞 2009.2.8