記事一覧

小児歯科医療の場での食育の内容

(1)歯の成長と食べ物との関わり
 ①1日に必要な食事内容を知る
 ②歯の成長に最も関わりが大きい栄養素はカルシウムであり、加工食品の過剰によるリンとの摂取バランスを崩さない
 ③糖分の摂取には、お菓子、飲料類の含有量を知り、砂糖からのエネルギー摂取量を10%以下にするのが望ましい
 ④おやつには、砂糖が少ない、ネバネバしていない、口の中に長く残らないものを選び、時間と量を決めてダラダラ食べない、お茶、牛乳、水と組み合わせる。寝る前は食べないなどの配慮が必要
 ⑤歯の成長と関わる最近の食品としてキシリトールが脚光を浴びている。一方、サプリメントによる過剰摂取の弊害が確認されている
(2)咀嚼の意義
 離乳期から1.5~2歳頃までが咀嚼能力の発達の大切な時期である。
(3)味覚の形成
 乳児期から健康な歯で種々な食物を味わうことによって、様々な味を体験して味覚を鍛え、本物の味を知ることが大切である
     第26回日本小児歯科学会北日本地方会特別講演要旨より

痛まない虫歯 さまざまな危険潜む

 むし歯の痛みは耐えがたいものですが、痛みが治まったり、穴があっても痛まなかったりすると、ついついそのままにということもあるかと思います。
 むし歯は細菌の感染によって起こる病気で、痛まなくてもさまざまな危険が潜んでいます。特に細菌が血液に進入すると、健常者ではさまざまな防御機構が働いて大事に至りませんが、抵抗力の落ちた人では全身的な症状を引き起こすことがあります。
 むし歯をそのままに放置すると、炎症が拡大し他の歯に影響を及ぼしたり、全身疾患へ移行したりし、注意が必要となります。
                  山口新聞 2008.11.28

今シーズンのAソ連型タミフル耐性ウイルス、日本で93%に見つかる

今シーズンにおいて、Aソ連型タミフル耐性ウイルスが、日本で93%に見つか
っていたことが分かった。世界保健機関(WHO)が2008年12月29日時点でまとめ
たところ、2008年第4四半期において、日本では14検体中13検体からAソ連型タミ
フル耐性ウイルスが検出された。英国でも14検体中13検体で見つかっている。ガ
ーナ(1検体中1例)、カナダ(1検体中1例)、イスラエル(1検体中1例)、ノル
ウェー(1検体中 1例)などからも報告されており、世界全体では33検体中30検
体から耐性ウイルスが検出された。出現頻度は91%と高率だった。

子供の誤飲トップはたばこ=29年連続、全体の3割超-1歳半までが大半・厚労省

子供の誤飲事故原因を調べたところ、たばこが全体の3割超に上り、調査を開始した1979年以降、29年連続でトップだったことが、厚生労働省が10日までにまとめた2007年度のモニター報告で分かった。
 大半は生後半年から1歳半までの乳幼児のケース。厚労省は「これらの子供がいる親はたばこの管理に細心の注意を払ってほしい」と呼び掛けている。
 調査は家庭用品が関係した健康被害について、全国8病院の小児科から受けた報告をまとめた。
 報告された誤飲事故は前年度比131件増の777件。うちたばこが原因だったのは261件(33.6%)に上った。
 内訳は、未服用のたばこが172件、吸い殻が77件、吸い殻が入った空き缶などにたまった液が12件。死亡例はなかった。
 年齢別では、生後6カ月~11カ月の乳児が146件と半数超。これに、同12カ月~17カ月の幼児のケース69件を合わせると215件となり、8割を超えた。 

カロリーゼロの落とし穴

最近ではカロリーゼロ、ノンシュガー等の表示の飲料を目にすることがおおくなった。しかし、これらはエネルギーや糖分が一定の基準値より低ければ表示できるようになっています。
 したがって、ノンシュガー表示でも、大量に飲んでいたら、いつの間にか糖分の摂りすぎになっていることもあります。

肥満対策としての飲み物

花王株式会社が、20~59歳のサラリーマンおよぼOLを対象に行った「サラリーマン・OL800人調査 飲み物と肥満の関係」によると1日に摂取する飲料の内訳は、カロリーの高い嗜好品、アルコールを合わせて52%だった。
 また、太ったと思った時に対策として、食事が76%、運動が65%であったのに対して、飲み物は46%と半数以下という結果となった
 肥満対策として、一般の人たちの飲み物に対する意識が食事や運動に比べて低いことがわかった。
                     2008

図書館の隣は、成人式

本日子供と図書館に行きました。現在旭川市民文化会館は、工事(アスベスト)のため使用不可の状態となっております。そのため、公会堂にて成人式がありました。12時に自宅に戻るころには、背広と着物+ショール(?)があふれておりました。つい何年前かの(?)自分を思い出しました。でもその時には、今みたいに携帯電話を持っていませんでしたが・・・。みんな写メのため持っていました。

介護職が経管栄養・喀痰吸引

舛添要一厚生労働大臣の私的懇談会である「安心と希望の介護ビジョン」会議が11月20日、2025年に向けた介護関連施策を提言した。主な柱は、(1)高齢者が地域に参加できる環境整備(2)介護の質向上(3)従事者の労働環境の改善。高齢者が積極的に参加できる「地域の場」を作る「コミュニティ・ワーク・コーディネーター」の育成や、医療と介護の連携強化─といった対策を示した。

 中でも注目されるのが、介護従事者に一部の医療行為の実施を認める方針を示したこと。要介護者や家族の求める医療が十分提供されていない現状の改善を図る。「必要な知識・技術に関する研修を受けた介護従事者が、医師や看護師との連携の下、経管栄養や喀痰吸引を安全性が確保される範囲内で行うことができる仕組み」を整備するとした。

「介護ビジョン」会議が提言した、介護従事者による医療行為の実施のあり方 ● 介護従事者が質の高い総合的なケアを提供できるようにするため、将来的には、医師や看護師との連携の下に、介護の現場で必要な医療行為を行うことができるようにすることを含め、資格・研修のあり方を検討
● 当面、医療的なケアのニーズが高まっている施設において、必要な知識・技術に関する研修を受けた介護従事者が、医師や看護師との連携の下に、経管栄養や喀痰吸引を安全性が確保される範囲内で行うことができる仕組みを整備

過去ログ