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口臭 飲酒習慣や肥満と強い相関(イスラエル)

飲酒習慣やBMIなどに関する9項目が、口臭判定スコアと有意に相関することが確認された。つまり肥満患者は口臭症のリスクが高いと考えられるという結論づけた。しかし、因果関係についてはまだ明らかにされていないとし、さらなる研究が必要であると付け加えた。
 Detal Tribune 2008.11

アスリートの口腔衛生 成績や競技スケジュールに影響も

アメリカでの発表では、オリンピック総合病院で施された歯科治療件数は、1992年のバルセロナ大会で約600件であったのが、1996年アトランタ大会では900件以上に増加した。大会前に適切な検査と治療を行っていればオリンピック会場に来てまで治療をしなければならないケースは大幅に減少していたはずだ。
 また、スポーツ時での顎顔面の外傷予防にマウスガードを推奨している。
 他に、より良好な口腔衛生を維持するためにスポーツドリンクの影響が挙げられる。ほとんどのスポーツドリンクは、ソーダ水と同程度の酸性度であることが確認されており、酸う蝕を引き起こす可能性がある。したがって、スポーツ」飲料を飲む際には、マウスガードを口の中から取り出し、スポーツドリンクは口の中に溜めずに素早く飲み込むか、ストローを使って歯に触れないように飲むことを心がける。さらに可能であれば、スポーツドリンクを飲んだ直後には、水を飲むことを強く推奨する。
                  Detal Tribune 2008.11

富士通、旭川赤十字病院に地域医療ネットワークシステムを納入

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富士通はこのほど、旭川赤十字病院(北海道旭川市、院長・後藤 聰氏)を中核とした、北海道で最大規模となる地域医療連携システムを構築し、本格稼働したと発表した。

 稼働した地域連携システムは、富士通の地域医療ネットワークシステム「HOPE/地域連携」を採用し、同病院と68カ所(2008年11月1日現在)の連携先医療施設との診療情報の共有を実現したもの。患者のプロフィルや診療歴などのカルテ情報を開示・共有することで、地域医療機関の連携強化を支援する。

 富士通は、島根県の「医療ネットしまね」や長崎県の「あじさいネット」など、各地の地域医療連携システムを構築したノウハウを集約した地域医療ネットワークシステム「HOPE/地域連携」を2007年10月より提供している。

 導入した旭川赤十字病院では、「HOPE/地域連携」を活用して2008年4月から同院を中核とする地域医療連携システムを順次稼働させてきたという。2008年11月現在、診療所やリハビリテーション病院など68医療機関と連携し、ネットワークを利用して、カルテ、検歴、病名、属性情報や血液型などの患者プロフィール、診療情報のサマリー、放射線・生理・内視鏡・自科検査のレポート、画像など診療情報の共有を行っている。

 今回、構築・運用が始まった地域連携システムの特長は、まず、富士通の診療画像情報システム「HOPE/DrABLE-EX」と連携することで、CTやMRIなどの画像データや放射線科医による読影レポートを連携先医療機関へインターネットで送り、フィルムレスの運用が行えること。また、患者の診療計画「地域連携パス」を、システム上で一元管理することが可能になった。

 セキュリティ面は、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠したセキュリティ対策を実現し、IPsec(Internet Protocol)レベルの暗号化機能による2点間の閉塞された仮想化通信、SSLによる暗号化、ファイアーウォールによるセグメント分割などネットワークに対するセキュリティ対策を行うほか、情報アクセスログ管理機能により、不正アクセスを防止しているという。

 同地域医療連携システムは今後、2008年12月までに、連携先医療施設数を74カ所まで拡張する予定。(井関 清経)

ビタミンDの摂取 妊娠中の不足が乳児のむし歯と関連

カナダで妊娠中に摂取する栄養素は胎児に影響するため、妊婦は日々の食事に注意を払う必要がある。妊娠中にビタミンDの摂取が不足すると、子どもの乳歯の石灰化に影響を及ぼし、エナメル減形成、ひいては早期小児う蝕を引き起こす恐れがあることが報告された。
 幼児早期におけるう蝕発現傾向は、乳児期におけるエナメル質形成異常ときわめて深い関連性があると考えられている。  
                  Detal Tribune 2008.11

歯周病(下)対策編 定期的にチェックを

歯周病の予防と対策には、定期的はスケーリング(歯石除去)が必要だが、歯の根の深い部分の歯石の除去も大事だ。最近は、痛みやキーンという神経にさわる音もないスケーリングや治療もある。
 痛みもなく歯石を取る方法としてレーザーがある。治療時間は短く、痛みもない、麻酔もほとんどいらない、歯槽骨には影響しないである。また、歯石が深く付着しているところには、歯ぐきをきれいにして、根の先や根と根の間にこびりついた歯石をとる歯周外科手術がある。また、歯ぐきや歯周組織を再生するGTR法やエムドゲイン法などがある。しかし、レーザーやエムドゲインは、保険がきかないために治療代を考えると、歯周病の予防が最大の治療法だ。
 「定期的に受診し、プラークや歯石を除去すると共にポケット内部をスケーリングしてもらうことが簡単で治療費が保険でできるため抑えられる方法だ。40歳以降は最低1年に2回は健診しましょう。」
 院長談:レーザーは利点も多いですが、歯石を除去するには、賛成しません。結局歯ぐきを蒸散(焼いて除去してしまうこと)するためです。傷の治りは良好ですが、患者さんにきちんと説明することが大切だと思います。
              夕刊フジ 2008.10.15

歯周病(上)症状編 糖尿病や脳梗塞の原因にも

日本人の7~8割がかかっているという歯周病。糖尿病や動脈硬化症、狭心症さらには脳梗塞などの原因になる。歯周病をチェックするには、
・歯ブラシに血がつく
・朝起きたときに、口の中がネバネバする
・冷たいものが歯にしみる
・食べ物が噛みきれないことが多い
・歯ぐきが腫れる
・最近つまようじを使う回数が多くなった
・口臭がする
 1つでも当てはまると歯周病の信号
                   夕刊フジ 2008.10.14

歯周病 東洋医学で治せ!

歯周病は、歯と歯ぐきの隙間にたまる歯垢が原因で歯肉に炎症が起こり、腫れや出血を引き起こす。治療の基本はプラークコントロール、歯石除去とここまでは、どこの歯科医もいわれる。
 東邦大学医療センター大森病院講師の福島先生は「歯周病はストレスや食生活、さらに老化が密接にからむ。漢方で体の内からサポートしてやると効果的」と話す。
 歯肉炎:清胃散(せいいさん)
 歯周病:六味地黄丸(じおうがん)や八味地黄丸)
     金銀花、板藍根(ばんらんこん)などでうがい
 ただし、薬の飲み合わせがあるので、必ず医師や薬剤師の説明をうけるように
                   夕刊フジ 2008.10.8

第5回道北口腔保健センター摂食・嚥下リハビリテーション症例検討会

下記にて症例検討会を開催します。
日時:平成20年11月29日(土)
   午後2時~5時
場所:旭川歯科医師会館 旭川市金星町1丁目(市立病院隣)
講演:嚥下障害の病態と評価・治療実践セミナーの解説
症例:当センターでの摂食リハビリテーションの歯科衛生士の役割
   当センターでの症例(3症例)
   札幌口腔センターからの症例
参加:無料
申込:口腔センター 吉岡まで(0166-22-2290)

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