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ドライマウス

目が乾くドライアイの人が、近年ふえているといいます。同様に少しずつふえているのが、口が渇くドライマウスです。糖尿病などの病気や薬の副作用で口が渇くことは、以前からよく知られていました。
しかし日ごろ健康な人でも、ドライマウスになる人が目立ってきています。その原因の一つは、ストレスや不規則な食生活の影響です。ですから、きっと忙しいナースの皆さんも、ドライマウスの方が意外と多いのではないかと思います。

さて、ドライマウスになると、どんな症状や影響があるのでしょうか。よく言われるのは口腔内のネバネバ感などの不快感です。それから唾液の分泌が減少していれば、口腔内の細菌が増殖しやすくなります。その結果、虫歯や歯周病になりやすく、歯垢や舌苔の増加、さらに口臭が発生することもあります。重度になると口臭も一層強くなり、舌表面がひび割れ痛みを伴うこともあるようです。

ドライマウスを予防改善するセルフケアとしては、根本的には規則正しい生活習慣に変えて、ストレスをためないことです。でも、こればっかりは、そう簡単に改められるものではありません。もっと実際的な方法としては、耳の前下方などにある唾液腺のマッサージや、口腔内の粘膜をやわらかいブラシで刺激して唾液の分泌を促してあげることです。

そのほか、キシリトール入りのガムもおすすめします。ガムを噛むことで唾液が出てきますし、さらにキシリトールの甘さが唾液の分泌を一層促進します。キシリトールは虫歯の原因にならない甘味料ですから、安心して食べることができます。

ストレス その1

体調を崩しやすいこの時期など、寒さで免疫力が下がってしまうので、注意が必要です。その上、年末年始が近づいてくると気忙しくなって仕事も忙しくなり…といろんな意味でストレスが増えてきますね。そこで今回は、このストレスについて探ってみようと思います。
医療や看護介護現場に携わるスタッフの「ストレス」ってとっても多いと思います。どんな状況でも、冷静な判断力を要求される現場。質の良い看護、介護を提供するためには、日々勉強してゆく必要もあり、エネルギーも必要です。余裕ある心で常に患者さんに接してゆくためにも、いわゆる「ストレス」をうまく発散できるコツだったり、方法だったり、そんなものが身についたらきっといいでしょうね。

では、「ストレス」とはそもそも何でしょう。

これは「ストレッサー」と呼ばれる刺激が原因によって引き起こされる心と体の歪みです。

カナダの生理学者のセリエ博士が「ストレス」学説という形で発表してから広く使われるようになりました。

では、ストレスの原因ってそもそも何なのでしょう?ストレスは主に、

1. 騒音・温度・大気汚染などの物理的化学的ストレス。
2. 過労、病気、睡眠不足、栄養不足などの生理的ストレス。
3. 人間関係の葛藤、欲求不満、不安、緊張などの心理的・社会的ストレス。
この3つに大きくは分かれます。

結局、生きている限り、さまざまなものがストレスとなって私たちの体と心を刺激し続けていくということですね。

しかし、体にとってはストレスなのですから、このような刺激が体に生じるとこれを解消しようとして防御反応が働きます。でも、この防御反応が問題で、イライラして集中できない・疲れやすい・睡眠不足・食欲不振などが起きてしまいます。そして、これらの状態が続くことによって免疫力も下がり、病気にかかりやすくなってしまいます。

また、「ストレス」というと有害なものと捉われがちですが、適度なストレスがあることが、心地よい緊張をもたらしてくれたり、やる気を起こさせてくれたりして、次の行動のエネルギーになるのです。

なぜなら、人間は、困難な状況を乗り越えて成長してゆく能力が生まれつき備わっているからなのです。確かにそうだけれど、改めて考えてみると人間ってすごいんだなぁって感心します。

バイオフィルムは細菌の連合軍

歯垢(プラーク)は細菌のかたまりです。歯に付いた細菌がより強くスクラムを組んでつながると、ノリのような膜をつくります。歯を舌で触るとぬるぬるしていませんか?
これが、バイオフィルムです。

配水管や台所のシンクに付いたぬるぬるも同じ状態ですね。バイオフィルムの膜は細菌たちを守る鎧(よろい)の役目をしています。鎧だなんて大げさと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。バラバラに存在している細菌と比べると、バイオフィルムは数百倍の抵抗力があります。薬や抗菌物質さえも跳ね返してしまうのです。それではどうすれば、バイオフィルムが形成された歯垢を落とせるのでしょうか。手軽にすぐできる対策は……。

じつは、歯磨きなんです。

「なーんだ、もっと手強いかと思ったら、いつもやってる歯磨きでいいのか」といわれそうですね。でも、歯ブラシで物理的にバイオフィルムを破壊してしまうのが、100%とはいえませんが、もっとも簡単な方法です。

小刻みにシャカシャカと、ていねいに磨きましょう。特に、歯と歯茎の境、歯と歯の間、奥歯の裏側など歯ブラシが届きにくいところを重点的に磨くのがコツです。

さらに、もっと徹底するなら……。

歯医者さんで、PMTCを受けましょう。

PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯科衛生士が専用の器具を用いてバイオフィルムを取りのぞくクリーニング法です。予防歯科に熱心な歯医者さんで受けることができます。定期的にPMTCを受けることで、虫歯や歯周病にかかる確率をグンと減らせます。

≫ PMTCについてもっとくわしく知りたい。http://www.oralcare.co.jp/procare/pmtc-m.html?code=999999

 「社会意識に関する世論調査」 内閣府

この度内閣府は、「社会意識に関する世論調査」の結果を発表しました。
この調査は、社会や国に対する国民の基本的意識の動向を調査するとともに少
子高齢化等の社会の在り方に関する国民の意識を調査し、広く行政一般のため
の基礎資料とすることを目的としています。この中で、現在の日本で「悪い
方向に向っている分野」(複数回答)を聞いたところ、「景気」を挙げた人が
が43.5%で首位。ついで「物価」(42.3%)「食糧」(40.9%)「国の財政」
(37.6%)の順でした。
 昨年1月の前回調査と比較してみますと「景気」は21.1%から約2倍。「物価」
は同14.6%、「食糧」は同13.0%から約3倍に上昇していました。
 一方、「良い方向に向っている分野」はトップが前回に続き「科学技術」
(21.2%)で、以下、「通信・運輸」(17.9%)「国際化」(16.6%)「医療
福祉」(15.1%)でした。また、現在世相をひとことで言えば、明るいイメ
ージは、「平和である」(53.9%)以下、「安定している」(27.1%)「おも
いやりがある」(10.8%)の順となっており、暗いイメージとしては「無責任
の風潮が強い」(55.6%)「自分本位である」(47.5%)、「ゆとりがない」
(37.3%)などの順になっていました。
 「調査は2月7日から2月4日まで全国成人男女1万人を対象に実施したもので回
収率は、54.9%でした。

現代とストレス

今や世の中ストレス流行だ。仕事をすればストレス、勉強すればストレス、人と会ってもストレス・だ。
 本来ストレスとは力によって物体に生ずるゆがみを意味する工学用語だ。生体に有害なものを不快ストレス(distress)、適度の緊張は快適ストレス(eustress)という。人は加重がかかるとストレスを感じるのだが、無重力状態でも人は生きていけないと言うことだ。
 無重力状態だと人はまず筋肉が退化する。ちなみに2日間寝たきりだと筋肉は1歳老化してしまうそうだ。だから適度なストレスは重要なのだが、近頃は不快ストレスばかりが多く目立ち、何でもストレスのせいにしてるように思う。
 朝の通勤ラッシュはそりゃあひどいものだ。山手線も200%乗車でぎゅーぎゅー寿司詰め状態。みんなぴりぴりだ。ぎゃーっと声を出しそうになる。だって私が肌を接している人は当然知らない人なんだからね!やっと座れた電車の席でも、隣に変な人がいると、体全体に力がはいっちゃってかえって疲れちゃうのよね。でも・好きな人と一緒だったら・・ふふ・・ぎゅーっとされてもうれしいものだよね・・


人には快適空間がある。親密度合いで空間は狭まる。親密度の高い関係は50センチ以内、社会的距離は1メートル、それ以上は無関係か警戒距離だ。動物は必ずこの距離を本能的に測っている。本当に愛し合っているカップルや、親子間ではコミュニケーション間隔は限りなく0mmに狭まる。さらに荷重がかかってもむしろ快感なのだ。ぎゅーっとハグ!それを人はストレスとは言わない。
だけど人間関係に好ましくない距離の接近と加重(ストレス)が加わると人のバランスは一気に崩れてしまうのだ。身体全体に防衛反応が働いてしまい、コルチゾールホルモンが一気に高まり、身体のホモシスタシスが崩れてしまうのだ!歯科衛生士はいつも患者さんと50センチ以内の距離で接している。愛情関係距離?だ!
 患者さんは嫌でも離れることができない。だから患者さんとのコミュニケーションには人との空間的バランス感覚が最も大切なんだ、と思っている。患者さんもストレスがある。患者さんはユニット上では絶えず不安定な内的ストレス状態だ。こんな時はそのままよりも軽い毛布1枚かけてあげると安心できる。怖がっている人には少し重い毛布(荷重)を肩までかけてあげるとよい。ストレス加重も使いようですよ!

ホームページにて

先日訪問診療にて「先生のホームページ見ましたよ。」との話になり、身近に見てもらえる方がいるとうれしくなります。現在、食べられない、飲み込めない方へのアドバイスを作成中です。旭川市、上川支庁へも提出したいと思います。また、訪問している方々への少しでも役に立つようがんばります。
                        院長

思春期は歯ぐきが腫れやすい

思春期も女性ホルモンが急速に増える時期です。そこに試験、その他によるストレスや疲れによる免疫力の低下、口内ケアが不十分だったりということが重なると、歯ぐきが突然腫れることがあります。女性ホルモンの量が増えると歯ぐきが過敏になり、少しのプラークでもひどく炎症を起こしたり、腫れたり出血することがあります。丁寧な歯ブラシや、歯科医院で定期的な歯石をとるなどのプラークコントロールを行うことが大切です。

生活習慣病として虫歯検査 歯科人間ドック

歯科人間ドックが広がっている。歯がなくなると体力が落ち、歯周病菌が心臓病や骨粗しょう症などの病気の原因になるとの報告もある。虫歯や歯周病を生活習慣病の一つととらえ、口内の病気予防に役立てるのがこのドックの狙いだ。
歯科ドックの主なメニュー(昭和大歯科病院)
 虫歯と歯周病の詳しい検査
 唾液検査
 潜血反応
 口臭測定
 口の粘膜の視触診
 かみ合わせ、開口量測定
 口全体のX線写真
当院では、唾液検査は検討中ですがそれ以外は、可能です。詳しくは、ご連絡ください。

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