記事一覧

お口の健康あれこれ

1)歯周病
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歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患のことで、
歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。

口腔内に多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を起こして
赤くなったり、腫れたりします。
痛みなどの症状はないため”サイレントキラー”とも呼ばれています。

歯周病が進行すると、膿が出て、歯が動揺し、
最終的には歯を抜かなければならなくなってしまいます。
歯ぐきの内側の潰瘍状態は、歯周病菌が存在する限り続きます。

そして、炎症性のサイトカインという悪玉ホルモンは、
血流にのって全身を駆け巡り、インスリンの作用を妨害して
血糖値を上昇させてしまいます。

[骨太の方針(歯科関係抜粋)]

全身の健康と口腔の健康に関する科学的根拠の集積と国民への適切な情報提供、生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)の具体的な検討、オーラルフレイル対策・疾病の重症化予防につながる歯科専門職による口腔健康管理の充実、歯科医療職間・医科歯科連携を始めとする関係職種間・関係機関間の連携、歯科衛生士・歯科技工士の人材確保、歯科技工を含む歯科領域におけるICTの活用を推進し、歯科保健医療提供体制の構築と強化に取り組む。また、市場価格に左右されない歯科用材料の導入を推進する。

骨太の方針(全体版)はこちらからご覧ください。
(内閣府URL)
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2022/decision0607.html

経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2022が決定

令和4年6月7日、「経済財政運営と改革の基本方針2022 新しい資本主義へ ~課題解決を成長のエンジンに変え、持続可能な経済を実現~」(骨太方針2022)が経済財政諮問会議での答申を経て、閣議決定された。

 2017年の骨太の方針に初めて[歯科]が掲載されて以降、毎年その掲載内容は厚みを増し、今年はこれまでの流れを引き継ぎながらも、「国民皆歯科健診の具体的な検討」や「市場価格に左右されない歯科用材料の導入を推進」などが新たに明記された。

歯科治療を介したコロナ感染 初めて2件報告

3月)で2件の報告があった。日本歯科医師会の医療管理課が行う都道府県歯科医師会調査による歯科医療機関の感染状況をもとに、16日の日歯代議員会で報告された。

 第8回調査では歯科医師366件、歯科衛生士391件、スタッフ398件、スタッフ家族540件が感染。歯科医療機関での感染事例報告は46件で、歯科治療を介していないものが33件、不明12件となっている。歯科治療を介した2件の感染について、堀 会長は「いずれも患者から歯科医師、スタッフへの感染でクラスターには至っていないことを確認している」と説明した。
【歯科通信】

無歯顎の男性 死亡リスク1.67倍

無歯顎の男性は、死亡リスクが1.67倍高くなる。東北大学大学院歯学研究科の小坂 健、中澤典子 大学院生、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科の相田 潤 教授らの研究によるもので、10日にオンラインで行われた日本老年学的評価研究(JAGES)研究会のプレス発表会で報告があった。

 研究では、高齢者約5万2千人を6年間追跡し、現存歯数や咀嚼機能の低下、むせ、口渇など口腔の状態の死亡への影響を、ほかの修正可能なリスク因子とともに調べた。

 結果、特に男性では、無歯顎は修正可能なリスク因子の中で、最も高い死亡リスク(ハザード比1.67)を示した。さらに危険因子が集団に与える影響の大きさを示す「人口寄与割合(PAF)」は、歯の本数によるPAFが18.2%と最も大きな値となった。女性の無歯顎は、ハザード比1.37で、PAFは8.5%だった。
【歯科通信】


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歯科治療を介したコロナ感染 初めて2件報告
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 歯科治療を介しての感染拡大が明らかな事例が、第8回調査(令和3年12月から令和4年3月)で2件の報告があった。日本歯科医師会の医療管理課が行う都道府県歯科医師会調査による歯科医療機関の感染状況をもとに、16日の日歯代議員会で報告された。

 第8回調査では歯科医師366件、歯科衛生士391件、スタッフ398件、スタッフ家族540件が感染。歯科医療機関での感染事例報告は46件で、歯科治療を介していないものが33件、不明12件となっている。歯科治療を介した2件の感染について、堀 会長は「いずれも患者から歯科医師、スタッフへの感染でクラスターには至っていないことを確認している」と説明した。
【歯科通信】

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経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2022が決定
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 令和4年6月7日、「経済財政運営と改革の基本方針2022 新しい資本主義へ ~課題解決を成長のエンジンに変え、持続可能な経済を実現~」(骨太方針2022)が経済財政諮問会議での答申を経て、閣議決定された。

 2017年の骨太の方針に初めて[歯科]が掲載されて以降、毎年その掲載内容は厚みを増し、今年はこれまでの流れを引き継ぎながらも、「国民皆歯科健診の具体的な検討」や「市場価格に左右されない歯科用材料の導入を推進」などが新たに明記された。


[骨太の方針(歯科関係抜粋)]
 全身の健康と口腔の健康に関する科学的根拠の集積と国民への適切な情報提供、生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)の具体的な検討、オーラルフレイル対策・疾病の重症化予防につながる歯科専門職による口腔健康管理の充実、歯科医療職間・医科歯科連携を始めとする関係職種間・関係機関間の連携、歯科衛生士・歯科技工士の人材確保、歯科技工を含む歯科領域におけるICTの活用を推進し、歯科保健医療提供体制の構築と強化に取り組む。また、市場価格に左右されない歯科用材料の導入を推進する。

骨太の方針(全体版)はこちらからご覧ください。
(内閣府URL)
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2022/decision0607.html

【日歯連盟メールマガジン】

歯科医師によるワクチン接種 『秋の国会で法改正目指す』

 厚生労働大臣政務官の島村 大 参議院議員は、歯科医師によるワクチン接種について、今後、国民全員に対して接種が必要な場合などに対応できるように、秋の臨時国会で法改正を目指す考えを明らかにした。

 島村議員は、岸田内閣が「内閣感染症危機管理庁」の設立など、経済の活性化と新型コロナウイルス感染症対策に注力している点を強調。同庁が「新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議」の議論を踏まえたものである点にも触れ、同会議で有識者から歯科医師のワクチン接種についての法改正が必要ではないかとの意見があったと紹介。

 「歯科医師によるワクチン接種は、違法性の阻却が行われたが、法的に解決しているわけではない。法律を改正して、国民全員にワクチン接種をしなくてはいけない時には力を借りたいという声が有識者の人たちから上がった。政府与党では、秋の臨時国会で法改正をさせていただきたいと思っている」と報告した。
【歯科通信】

胃瘻で誤嚥性肺炎を併発、対処法は?

91歳、男性。胃瘻にて栄養を摂取していますが、誤嚥性肺炎を併発しています。どのように対処すべきでしょうか
まずは胃瘻からの経腸栄養を中断
まずは、胃瘻からの経腸栄養を中断することです。栄養補給に関しては、短期間であれば末梢からの輸液でOKと考えます。ただ、肺炎が軽快後も誤嚥を起こすリスクは相当高いと考えて、栄養補給のルートを患者本人や家人と相談されるのがよろしいかと思います。年齢から意味がないとおっしゃる先生も多いのですが、実際の場に立ち会っていると理屈先行とはいきません。患者や家人の希望、また患者の状態によっては、高カロリー輸液も選択肢に上がると考えます。

「やぶ医者大賞」に丹波市と広島の医師 へき地医療への尽力たたえる

 へき地医療に尽力する医師をたたえる「第9回やぶ医者大賞」の審査会が25日、兵庫県養父市内であり、丹波市の兵庫県立丹波医療センターの見坂恒明さん(47)と、広島県尾道市にある百島診療所の次田展之さん(49)が選ばれた。

 同賞は、養父市が若手医師の育成や医療過疎地域の発展を目的に2014年に創設。能力の劣る医者を意味する「やぶ医者」の語源が、かつて同市にいた名医とする説にちなむ。今回は全国から7人の応募があり、市医師会の枚田一広会長ら医療関係者が審査した。

 丹波医療センターで地域医療教育センター長を務める見坂さんは、県内医師として初の受賞。住民と協力してホームステイ形式で医学部生の実習セミナーを開き、若手医師が自ら考えて診療することを主眼とした指導など、教育への熱心な取り組みが評価された。

 次田さんは、医師が不在だった百島(人口約400人、高齢化率66・9%)で11年に診療所を開設。小型船に加え、ヘリコプターを操縦し、近隣の離島へも訪問診療を続ける。地元の子どもたちが手作りしたかるた「みんなの百島」では、次田さん自身が「島の名医」として登場するなど住民に親しまれている。

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