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Q..在宅歯科診療で口腔ケアは必要ですか?

A.口腔ケアとは,口腔清掃,歯石の除去,義歯の調整・修理・手入れ,簡単な治療などにより口腔の疾病予防・機能回復,健康の保持増進,さらにQOLの向上を目指した技術である。
 口腔ケアの目的は
 1.誤嚥性肺炎の予防
 2.口腔疾患の予防
 3.QOL ( Quality of Life ) の向上である。

 1.誤嚥性肺炎の予防
嚥下反射・咳反射の低下した老人は,睡眠中に不顕性の誤嚥   をたびたび起こし,この際,唾液とともに口腔内の細菌も同
時に誤嚥するため生命を脅かす誤嚥性肺炎を起こしやすいと
いわれている。 そして,口腔内の細菌を減少させるために
は,口腔ケアが有効である。
 2.口腔疾患の予防
  適切な口腔ケアにより虫歯や歯牙の尖った部分による粘膜の
外傷を防ぎ、歯周病、口内炎などを防ぎ口臭も予防される。
3.QOLの向上
  口腔ケアにより口腔内の爽快感がえられ、また唇、舌、粘膜
または表情筋などを刺激し、口からの食事を可能にしていき
笑顔で生活できるよう努める。

8020運動とは

80歳で20本の歯を残そうという日本歯科医師会からの提案です。これを達成することにより様々な利点が出てきました。
①残存歯数が少ないほど、医療費が高くなる。
 19歯以下は20歯以上に比べ、医療費が30%ほど高い
②歯周病の程度が重度になるほど、医療費が高くなる。
 歯周病になっている人は、そうでない人に比べ、医療費が21%ほど高い
③残存歯数が少ないほど、入院日数が長い
 19歯以下は20歯以上に比べ、入院日数が約25%(3日)長い

口腔ケアで~変わること~できること

口腔ケア 関係職種研修会として下記にて行われます。
日時:平成20年2月2日(土)13:30~17:15
場所:旭川大雪クリスタルホール 大会議室
参加費:無料
講演者:口腔ケアの必要性 松田 旭川医大教授
    周術期と急性期の口腔ケア 大西 池田市立病院口腔外科                 部長
    口腔ケアの実際  村松 札幌市立大 講師

いざというときのための防災心得帳

北海道でも毎年さまざまな災害が起こっています。日ごろからの危機管理を行い、地震発生を例に、今一度、防災に対する心構えをチェックしましょう。
(地震は発生したら)
 ①まずは、身の安全、次に火の元確認
 ②日ごろからライフラインがストップしたときや避難時の備えを
 ③避難勧告が出たら速やかに避難場所へ
 ④家族の連絡方法、安否確認の方法を決めておく
               広報紙 ほっかいどう 2008.1

「中高年者の生活に関する継続調査」 厚生労働省

厚生労働省は全国の50代の男女を対象に行った「第2回中高年者縦断調査」(中
高年者の生活に関する継続調査)」の結果を公表しました。この調査は、団塊の
世代を含む50歳から59歳の中高年者世代の健康の変化や就業を継続的に調べるも
ので、第1回は2005年度に実施しています。
 健康の状況についての結果をみますと前回の調査で健康状態が「良い」と答え
た人が「悪い」に変わった割合は9.3%で、一方で「悪い」と答えた人が「良い」
に変わっ割合は39.0%でした。健康状態を6段階でみますと、前回と今回の両方で
「どちらかといえば良い」と答えた人がもっとも多く57.8%で「どちらかといえ
ば悪い」が45.1%でした。また、「健康状態が良くなった、変わらない」と答え
た人のなかで、前回調査より継続して健康維持のために心がけていることとして
多かった項目内容(複数回答)は、「ストレスをためない」(69.8%)「適度な
運動をする」「年に1回以上人間ドックを受診する」「適正体重を維持する」
(69.4%)「食後の歯磨き」(69.3%)などとなっていました。また、医師から
診断されている6つの疾病(糖尿・心臓・脳卒中・高血圧・高脂症・悪性新生物)
で「あり」の割合は第1回に比べ悪性新生物を除く5疾病で高くなっています。
また、男女でも悪性新生物を除く5疾病で「あり」の割合は男性が高く特に高血
圧や糖尿はの差が大きくなっています。

寒っ!

今朝7時の気温ー22℃でした。毎年1回は、水道凍結になるのですが、今回では大丈夫でした。みなさんも気をつけましょう。

むし歯菌は、キシリトールが嫌い

現代人が悩まされている口の病気では、むし歯と歯周病が多いことでしょう。その中のむし歯についての話です。
むし歯の原因は、私たちの口の中にいる300種類以上の細菌の中で糖分を栄養として歯を溶かす酸を出し、むし歯にします。
キシリトールは、糖ですが代謝することができず、菌の体内に蓄積し、その増殖を抑制し、また歯の再石灰化することで強くすることができます。
              週刊新潮2007.12.13

時速100㌔歯が決め手 リュージュ 競技かみ合わせが影響

 時速100㌔超で速さを競うリュージュ競技で、歯のかみ合わせが、成績や事故防止に重要な役割を果たしていることが、北海道スポーツ歯科研究会の調査でわかった。
             北海道新聞 2007.12.16

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