芸能人は、テレビに映ることから歯の健康には気をつけていますが、スポーツ選手も見た目だけではなくしっかり噛めるようにと奥歯を含めたお口全体をケアしています。
元テニスプレイヤーの松岡修造さんも現役時代から歯には気をつけていて現在でもジュニアの合宿では「強くなりたければ虫歯は治すように」と必ず指導するそうです。
サンデー毎日 2007.7
芸能人は、テレビに映ることから歯の健康には気をつけていますが、スポーツ選手も見た目だけではなくしっかり噛めるようにと奥歯を含めたお口全体をケアしています。
元テニスプレイヤーの松岡修造さんも現役時代から歯には気をつけていて現在でもジュニアの合宿では「強くなりたければ虫歯は治すように」と必ず指導するそうです。
サンデー毎日 2007.7
「でも、どうやってお母さんから子どもにうつったのかしら」と思うでしょう。
出産前後のお母さんは、つわりがあったり、胎児に胃が圧迫される状態で、三度の食事を規則的にとることができません。十分なカロリーを摂取するためには、間食が多くなります。また出産後も、母乳を出すために、頻繁に間食をとるような食生活が続きます。そうすると、唾液中のミユータンスレンサ球菌は間食を利用して異常増殖するのです。お母さんがこんな状態で、赤ちゃんの離乳が始まります。
赤ちゃんが離乳食を食べ始めた時期に、自分の唇にスプーンをあてて食べものの温度を調べたりしませんでしたか。食べやすい大きさにするために自分のロの中で噛みきってから赤ちゃんにあげたりしませんでしたか。赤ちゃんの手が食べもので汚れたとき、舐めてきれいにしてあげたことはありませんか。思い当たることが必ずあるはずです。何気なくしていたことから、赤ちゃんに虫歯菌をうつしていたというわけです。お母さんだけではありません。お父さんやおばあちゃん、家族のほかに保育者などの大人のロから感染して、子どもの歯に虫歯菌が棲みつくようになるのです。
「お菓子ばっかり食べているからでしょ」、「歯をきちんと磨かないからですよ」と怒られてシュンとしながら、歯の痛みに悩まされた経験のある人は少なくないはずです。ところが、虫歯の原因はそんなところにはありません。「虫歯は感染症です」といったら、皆さんは一瞬耳を疑うことでしょう。
感染症といえば、まっ先にSARSやインフルエンザ、エイズなどを思い浮かべますが、正確にはウイルスや細菌、寄生虫などの微生物が体内に侵入して、臓器や組織の中で増殖することを「感染」といい、その結果生じる病気を感染症といいます。
SARSやエイズなどのように人から人へ伝染する病気のことを伝染性感染症、膀胱炎や破傷風などのように伝染しないものを非伝染性感染症といいます。虫歯は、SARSやエイズと同じく伝染する感染症なのです。
みなさんの中には甘いものの取り過ぎで虫歯になるとか歯垢が溜まって歯のエナメル質が溶けて虫歯になると考えている人が多いのではないでしょうか。「感染症だということは、うつらなければ虫歯にならないってこと?」と思われるでしょう。その通り、答えは「イエス」です。その証拠に、赤ちゃんの口の中には虫歯菌はいません。赤ちゃんには歯がないから当たり前だと思うかもしれませんが、虫歯の原因となるミュータンスレンサ球菌が本当にまったくいないのです。
では一体、赤ちゃんに虫歯菌を誰がどこでうつすのでしょうか。一九九四年にスウェーデンで、お母さんの歯をきれいにすることによって、赤ちゃんの虫歯菌の感染を減らすという試みが行われ、その結果お母さんの歯をきれいにするだけで、赤ちゃんの歯を虫歯から守ることができました。このことから、お母さんが感染源であったと考えられるのです。
去る7月14日 旭川歯科医師会館にて、旭川北消防署新旭川出張所 佐藤 学消防士長による「救急蘇生」についての講習会がありました。当日の参加者は、38名(歯科医、歯科衛生士)でした。
講習内容は昨年の救急活動状況について
・旭川市には、現在10台の救急車がある。
・昨年、救急車が出動した件数は約1万4千件だった。
・出動の内訳は、1位が急病で約半数を占め、2位が一般負傷、3位が交通事故であった。
・旭川市の救急車の平均到着時間は通報から約6分で、全国平均である。
・旭川市の救急車の出動は、全国的にみても多く約6割が軽症である。出動回数が多いと重症患者の搬送の妨げとなるため呼びかけのポスターがある
・救急車が到着するまでの応急処置について
でした。
女性の優香が、横顔の美しい女性に贈られる2007年度「E-ライン・ビューティフル大賞」に選ばれた。E-ラインとは鼻の頭と顎の先端を結んだ線のことです。昨年度は、上戸彩さんが選ばれました。
東京新聞 2007.6.19
栄養サポートチームとは医師のみならず、看護師、薬剤師、管理栄養士、歯科医師、臨床検査技師など多くの職種が協力しながら専門的な技能を発揮して各々の症例に対し適切な栄養療法を立案し実行することを指し、この栄養療法が適切に行われれば高い治療効果を得ることができ、さらに合併症発症抑制、入院日数や医療費を削減できることなど明らかになっている。とりわけ高齢者は、潜在的な栄養障害を基盤に持ち、疾病・合併症・副作用などを容易に発症し、発症すれば容易に重篤化し、痴呆・失禁・転倒のリスクを増大させ、寝たきりにつながることが示されており、栄養介入の必要性が叫ばれている。
今回の調査より、NSTにおいて歯科医療者の積極的関与は十分ではないとの結果が得られた。また、歯科医師や歯科衛生士が在職しているにもかかわらず、NST参加に消極的だったり、NST責任者がその必要性を感じないという結果から、日常診療に忙殺されている現状がうかがえる。
歯科医師、歯科衛生士に期待するNSTにおける業務内容は、「口腔ケア」「口腔機能評価」「咀嚼機能回復」との回答が多く認められた。しかし、「嚥下機能評価」「摂食機能療法」については3割程度の施設でしか期待されていなかった。
口腔は消化器官の一部であり、口腔の健康を守る歯科医師が栄養に関わるのは当然の義務とも思われる。今後は、多くの歯科医師が、口腔機能の維持・回復を通じた栄養改善に取り組まれることを期待したい。
日歯医学会誌 26、36-41、2007
みなさんは、決まった歯科医院で診療を受けていますか?このことを「かかりつけ歯科医」を持つといいます。これからは、介護保険にかかわる口腔ケア等、個人の経緯をふまえた歯科医療の対応が必要となります。かかりつけ歯科医の重要性は、
①予防から治療まであるいは往診までの「幅広い対応」をしてもらえる。
②継続して診療することにより、以前からのお口の状態の変化がわかり現在の健康状態に合わせた治療を受けられる。
③現在の体の健康状態によっては、専門の先生や病院への紹介をしてもらえる。
という点が挙げられます。
北海道経済 2007.6
正解:むし歯になりやすく、進行しやすい人もいます。むし歯の原因になる細菌の繁殖や免疫抵抗力、歯並び、だ液の出やすさや成分、食生活や歯みがきをはじめとした生活習慣などにより差がでます。お口と歯のケアに気をつけましょう。