厚生労働省は、80歳で20本以上ある人の割合が5割を超えていることを報告している。20本は、入れ歯なしにほとんどの物を食べられる目安で、厚労省は、8020運動として高齢者の口腔ケアを推進している。(福井新聞)
厚生労働省は、80歳で20本以上ある人の割合が5割を超えていることを報告している。20本は、入れ歯なしにほとんどの物を食べられる目安で、厚労省は、8020運動として高齢者の口腔ケアを推進している。(福井新聞)
口腔乾燥は、食事をうまく摂れない・しゃべりにくい・虫歯・歯周病になりやすいなど様々な弊害がある。原因として口呼吸、常用薬剤の副作用、加齢による唾液腺の機能低下その他などある。対処療法として唾液腺マッサージ、状況に合わせた口腔ケア、ガムなどを噛むなど挙げられる。(室蘭民報)
【旭川】旭川医科大病院長を1月に解任された古川博之教授(66)について、旭医大が解任を撤回しない方針であることが29日、関係者への取材で分かった。吉田晃敏学長がトップを務める同大役員会に古川氏の解任撤回を求める署名が出ているが、同日開かれた役員会で審議されなかった。また、吉田学長が古川氏を大学に残さない意向も示したとされ、古川氏の今月末の定年退職が確実となった。
同大教授の定年は65歳。古川氏も昨年3月末で退職予定だったが、病院長任期(2年)が今年6月末まで残っていたため、定年は同3月末まで延長されていた。定年は4月以降も1年延長の見込みだったが、情報の漏えいなどを理由に役員会が1月に解任を決定。3月末で退職の可能性が出たため、手術を受けた患者家族らが今月3日、約1万5千筆の解任撤回を求める署名を役員会に提出していた。古川氏は漏えいを否定している。
長男が手術を受け、今回の署名集めも行った旭川市の自営業佐々木香苗さん(39)は「1万5千人の思いを踏みにじる対応」と憤りを語った。
症例
16歳男性。腹痛精査のために造影CTを施行し、ものの1分もしないうちに急変してしまった。顔色は土気色、stridorが出てきた、すぐに全身が真っ赤になってきた。
A医師によりすぐにアドレナリン筋注が行われた。血圧60/30mmHg、脈110/分。気管挿管は2回目で成功した。5分後改善がみられずアドレナリン2回目の筋注が施行された。抗ヒスタミン薬(H1ブロッカー& H2ブロッカー)およびステロイドも次々に投与された。リンゲル液を急速投与するも血圧は上がってこない。アドレナリンの持続点滴が開始されたが、血圧が改善してこない…どうしよう!
特効薬はアドレナリン! タイミングが大事!
アナフィラキシーの特効薬はアドレナリン。血管収縮し心収縮を上げる以外に、最も大事なのは肥満細胞から多数の化学物質(ヒスタミン、ロイコトリエン、サイトカインなど)の遊離を抑えてくれることだ。タイミングが命であり、化学物質が全部放出しきってからアドレナリンを打っても、効果は期待できない。
抗ヒスタミン薬、ステロイドはアナフィラキシーではイマイチ
第一世代抗ヒスタミン薬はかゆみに効果があり、第二世代抗ヒスタミン薬は蕁麻疹に効果がある。「なぁんだ、皮膚にしか効かないじゃねぇか!」と思ったあなた、正解です、ただ心臓にもH2レセプターがあるため、心収縮力は改善する。基本的に皮膚のみならず全身の血管透過性が亢進しているアナフィラキシーでは、抗ヒスタミン薬では効果が期待できない。アドレナリンのほうがはるかに大事。もちろん抗ヒスタミン薬を使用するのはOK。だってアナフィラキシーへの進展を抑える利点はある。
ステロイドは二峰性のアナフィラキシーを予防するというが、そのエビデンスは乏しく(比較的まれ;0.18~4.5%)、これも即効性は期待できない。二峰性アナフィラキシーはアドレナリンの投与タイミングが遅いとき(>1時間、OR 2.29)や、2回以上アドレナリンを要したときに多い(OR 2.7)という。
飲み物や食べ物・内服薬によるアナフィラキシーの場合、腸管内にある限りアナフィラキシーが持続する可能性があり、活性炭の内服を考慮する。喘鳴があれば気管支拡張薬の吸入を行う。
アドレナリンの使い方に精通せよ
アドレナリンはなるべく大きな筋肉に筋注(0.3~0.5mg)したほうが吸収が早い。大腿外側が原則。臀部も筋肉は大きいが皮下脂肪が多く、針が届かないことがある。三角筋は筋肉が小さく吸収が遅い。皮下注は吸収が遅く、論外。
10倍希釈(1:10,000)したアドレナリンを1mL(0.1mg)ずつ静脈注射する方法もあるが、かなり血圧が低下して危険なときのみに限る。静注は少しずつしたとしても血圧が急上昇することがあるので、なるべく避ける。通常は筋注で十分いける。5~15分で効果がなければ2回目を投与する。小児のアナフィラキシーは大人よりも、2回目の筋注を要することが多い。
アドレナリン筋注2~3回、十分な輸液をしても、ショックが遷延する場合はアドレナリンの持続点滴(5~15μg/分)を開始する。精密輸液ができない状況の場合、500mLのリンゲル液にアドレナリン1mg(1A)を入れ、1秒1滴で落とすと、7μg/分となる(1mL=17滴で計算)。症状が安定して、バイタルサインが30分間安定したら減量してやめていく。
α遮断作用のある抗精神病薬でも、アナフィラキシーではアドレナリンが第一選択。2018年にアレルギー学会の後押しにより、アドレナリンはα遮断作用のある抗精神病薬の併用禁忌からはずされた。当たり前のことなんだけどね。血管が広がって血圧が下がったら十分な輸液を追加すればいいだけ。
】旭川市は新年度、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した市内の施設の支援に駆けつける医療チームを発足させる。4月に市議会に関連予算案を提出する。昨秋以降に市内の医療機関や福祉施設で大規模なクラスターが相次いだ教訓を踏まえた。当時、クラスター施設の応援に入った市内の基幹病院の医師や感染管理認定看護師ら10~15人で構成し、早期の感染封じ込めを目指す。
チームは施設に入って感染者を治療するほか、感染者と非感染者の利用場所を分ける「ゾーニング」や防護服の着脱指導を行う。クラスターに発展しそうな施設にも赴き、感染対策を主導する。市はあらかじめ登録した人から派遣者を決め、日当を支給する。
NO!卵アレルギーはリスクとならない
画像
リスクの強さ
× 強い:リスクとならない根拠があり、インフルエンザ予防接種を受ける児において卵アレルギーはあっても全く問題ない
重要度
★★★★(推奨またはリスクの強さと研修医の正答率を考慮)
要 旨
インフルエンザワクチンは有効である(生後6カ月以上でNNT 22、2歳以上でNNT 5)。いっぽうで、卵アレルギー児に対するインフルエンザワクチン投与後のアナフィラキシーの発生率は、1,000,000回あたり約1回であり、卵を含まない他のワクチン接種の副反応率と変わらない。インフルエンザワクチンによって得られるメリットは高く、有害事象の発生率は低い。したがって、卵アレルギー児もインフルエンザの予防接種をすべきである。
唇はデリケートで、特に乾燥しやすい季節や環境によっては荒れやすいですが、
きちんとケアさえしてあげれば、皮膚よりも早く健康な状態にすることができます。
唇の荒れが気になるときには、こまめにうるおいを与えて、
乾燥から守ってあげましょう。
よくやりがちな次の事には注意!
〇くちびるを舐める (さらなる乾燥をまねきます)
〇リップクリームをゴシゴシ塗り付ける(唇が傷つくことがあります)
〇唇の皮を歯で剥く(無意識が多いかもしれません)
唇のケア方法は次のとおり。
唇を保護して、からだの内側からもケアしましょう
☆リップクリームやバームなどで水分蒸散を防ぐ
☆お口の中の乾燥を防ぐ:唾液が出るように舌の位置を上げるようにする
☆リップクリームの塗り方に注意!
真ん中から右端左端と4分割して塗る(ゴシゴシ塗らない)
☆胃腸やおなか、腰などを温めると健康的な色になる(冷えに注意)
☆ビタミンB2を摂ってふっくらツヤツヤの唇に
(ビタミンB2を多く含む食品:レバーやほうれん草、卵、納豆など)
マスク生活と唇の荒れにはどんな関係があるのかを調べると・・・
〇マスクをつけて呼吸することで、マスクの内側に水分が溜まる。
〇マスクにこもった水分が吸収されずに残り、
唇や肌に付着して蒸発するときに、角質層から水分を奪う
〇マスクの中で雑菌が繁殖する
(長時間同じマスクのつけっぱなしは避けましょう)
〇マスクそのものが皮膚や唇に触れて擦れるという物理的な刺激が原因となる
以上のようなことが重なり、皮膚や唇のトラブルを引き起こされるようです。