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入れ歯洗浄剤

入れ歯洗浄剤の成分

入れ歯洗浄剤の成分は大別して過酸化物、酵素、生薬などが入っています。

「過酸化物」は最も広く使われている成分で、汚れや着色に対して有効です。
「酵素」は頑固な汚れや着色に対する効果はありませんが、食べかすを分解する効果、脱臭、除菌効果などがあります。
「生薬」は汚れの除去効果は落ちますが、脱臭、除菌効果に優れ、誤って飲んでしまっても害がなく安全性に優れています。その他、歯石付着防止効果などもあります。

入れ歯洗浄剤の成分とその効果（●：効果あり　　▲：種類によって効果あり　　×：効果がないか少ない）

洗浄剤の成分汚れの種類↓	過酸化物（アルカリ性）	過酸化物（中性）	酵　素	生　薬
新しい汚れ	●	●	●	●
頑固な汚れ	▲	▲	×	×
ヤニなどの着色	●	×	×	×
脱　臭	▲	▲	▲	●

入れ歯洗浄剤の成分とその効果（●：効果あり　　▲：種類によって効果あり　　×：効果がないか少ない）

洗浄剤の成分汚れの種類↓	過酸化物（アルカリ性）	過酸化物（中性）	酵　素	生　薬
酵素入りポリデント（アース製薬）	×	●	●	×
部分入れ歯用ポリデント（アース製薬）	●	×	●	×
スモーカーズポリデント（アース製薬）	●	×	●	×
タフデント（小林製薬）	●	×	●	●
たばこタフデント（小林製薬）	●	×	●	●
パーシャルデント（小林製薬）	●	×	●	●
さわやかコレクト（シオノギ製薬）	×	●	●	×
スパデント（ニッシン）	×	×	×	●


酵素入りポリデント	部分入れ歯用ポリデント	スモーカーズポリデント	タフデント	たばこタフデント	パーシャルデント	さわやかコレクト	スパデント

※ここで紹介した以外にもいろいろな入れ歯洗浄剤があります。

入れ歯洗浄剤と入れ歯のブラシでの清掃

　入れ歯を毎日ブラシで清掃することは、入れ歯洗浄剤を使っていても必要です。両者を併用することによって、初めて高い清掃効果が得られます。

入れ歯洗浄剤の使用上の注意事項

・熱湯（60℃以上）では使用しないようにしましょう。入れ歯のプラスチック（レジン）が変形してしまいます。

・洗浄剤に浸した後にそのまま入れ歯を使用するのではなく、必ず水ですすいでください。

・銀が多く含まれている金属を使った入れ歯は、まれに変色することがあります。そのような時は過酸化物の入っていない入れ歯洗浄剤に変えるとよいでしょう。